ミュージカル~四月は君の嘘 コンセプトアルバム 感想~後編~
どうも。さんぱす(@colorfulsquaree)です。
今回は雑談記事で、前回の記事から続く後編になります。
前編はこちら:
今回も熱く語ってしまいそうなので、早速いってみましょう。
本編
M7:Speed Of Sound ~カラフルに輝きながら~ / 木村達成 生田絵梨花 唯月ふうか 水田航生 コーラス
ミュージカル 四月は君の嘘のテーマソングと言ってもいいんじゃないでしょうか。
コンサートの二次予選に渡と椿が自転車で公生とかをりを送り届けるシーンで歌われます。
いやー、疾走感と青春感が最高に気持ちいい楽曲ですね。
もう出だしのデン、デン、「Wow oh oh~♪」からテンション上がります。
好きな歌詞:
「君は今 僕を連れて 新しい旅を始める 今踏み出す 宙を駆けて もう逃げない君がいれば」
あえての公生パート。
ピアノの音が聞こえなくなる公正が伴奏をする覚悟を決める決意と「もう逃げない君がいれば」っていうかをりへの憧れ、あきらめることを許してくれないかをりの強さを感じさせてくれる歌詞で好きですね。
(あと、劇中でかをり役の生田さんがぴょんぴょんと手招きしてるのも可愛すぎて良かった。)
M8:流れ星をつかまえよう Catch A Shooting Star / 生田絵梨花 小関裕太
ガラコンでもう一度2人で弾こうとかをりが公生に伝えるシーンですね。
「聞こえないことは 贈り物だよ」から最初はかをりが公生にもう一度立ち上がってって伝えていくんだけど、「忘れられるの あの歓声を」から徐々に公生も熱を取り戻して「忘れられない」に変わっていく感じがね。いいですよ。
劇中でも最初はガラコンで弾く楽譜を受け取ることを拒否していた公生が「忘れられるわけない」に変わった時に「楽譜を受け取る」っていう演出があって曲調と共に公生の心情がうまく表現されていましたね。
好きな歌詞:
「一度きりの人生 キラキラ輝かせて 流れ星のように」
「怖い事はあるかもしれない、それでも思い切って飛び込んでいこうよ。」 と励まされるような歌詞ですよね。
それでいて「流れ星のように」でちょっとかをりの短い人生を一瞬で消えてしまう流れ星で暗示しているようなニュアンスもあるかもと勘繰ってしまう歌詞です。
M9:時間よ、止まれ One Hundred Thousand Million Stars / 木村達成 生田絵梨花
どんどん症状が悪くなっていくかをりが一日だけ病院から出てきた日。
2人で過ごした後、公生が病院までかをりを送っていくシーンで歌われます。
いやー、これは涙なしには聞けない楽曲ですよね。
Liveだと表情が見えるから、かをり役の生田さんが涙を浮かべながら歌っているのがしっかり見えて、こちらも涙が誘われました。
好きな歌詞:
「君を忘れないよ 君と過ごした日々 見上げるこの夜空に浮かぶ星を 君の側にいたい 君を感じたい このまま時間よ止まれ」
止まらないと分かっていても「このまま時間よ止まれ」と願わずにはいられない。
それぐらい二人でいる時間が大切で忘れないという思いがこの歌詞に込められているんじゃないでしょうか。
M10:何を告げればいい One Hundred Lost Days / 小関裕太 唯月ふうか 水田航生
どんどん病状が悪くなるかをりから「こんななら会わなきゃよかったね。」と告げられ、かをりに会いに行けなくなってしまった公生を渡が説得するシーンで歌われました。
プラス椿の思いも含まれるっていう名シーンの詰め合わせ楽曲です。
これは曲はもちろんいいんですけど、やっぱり劇中でキャストの方の演技と合わせて見るとまた印象が変わった楽曲でした。
好きな歌詞:
「明日世界が終わるとしても 何も告げずにいられるのか 見ない振りして また逃げるのか 大切な人を一人にして」
このフレーズを渡役の水田さんが魂を込めて歌いながら、公生を説得するシーンが熱すぎて・・。
さらに途中で椿役の唯月さんが、俯きながら机に座るんですけど、この表情がまた複雑な思いを抱えた椿を表現されててめちゃめちゃ良かったんですよね。
そして、二人の思いを受けながら、公正が「これはたぶん恋」となるシーン。
いいですよね。
今までかをりに抱いていた感情は「ただの憧れ」だと思い込ませていたんですよね、公生は。
かをりは渡が好きで、自分はだたのピアノが弾けるだけの友人Aなんだからと感情に蓋をしてきた公生が「これは恋」とちゃんと認めるっていう素敵なシーンと楽曲ですよね。
M11:君が聞こえる I Can Hear You / 小関裕太 木村達成 生田絵梨花
さあ、いよいよラスト。
東日本ピアノコンサートで公生が「ショパン バラード第1番 ト短調op.23」を演奏するシーンで歌われました。
ミュージカルでは演出上ここでかをりの手紙の内容も明かされましたね。
これは本当に最後にふさわしい壮大で、でもどこか悲しげで、それでいてかをりと演奏しているシーンを再現しているような感じもあって、素晴らしい曲です。
特に生田さんがワンフレーズだけ「私は君の心に住めたかな」って歌うんですけど、ここは圧巻でしたね。
いきなり結構な高音から入るのに、声がブレることなく、しっかり入ってくる歌唱力は素晴らしいの一言。
公生役の小関さんも泣いてんるんだけど、でもかをりと奏でているからこそ、少し笑みもあって、力強く歌いあげていたので完全に引き込まれましたし、曲が終盤に差し掛かったら「ああ、終わっちゃう」って思わされるぐらい素敵な歌声と表現力でした。
あと最後にちょっとだけ、かをりを思わせる「Perfect」の音が入るんですよね。
それがたまらん。
かをりは居なくなってしまったけど、確かに公生の中にいるって思わされる演出ですからね。
好きな歌詞:
「君が今 聞こえる 心に 二人で奏でる 音楽 聞こえる 忘れない 感じる 僕の中に」
もう言葉はいらないでしょう。
この歌詞でこのラストシーンを全て現してくれています。
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ちなみにこの後、手紙を読み終えた公生のラストシーンがあるんですが、「君が聞こえる」の冒頭の部分の歌詞が変わって歌うシーンがあるんですが、それも良かった。
「君を思い出す 桜降る四月 君がついた嘘 僕を突き動かす 君を忘れない 一人にさせない
思い出す また春が来る 君のいない春が。」
っていう歌詞だったはず。(CDに未収録なので、記憶で書いています。)
「また春が来る 君のいない春が。」ってズルイですよね。涙がでちゃいます。
スマホでCDを聴くなら
どれも素晴らしい楽曲なので、スマホに入れていつでも聴けるようにすることをオススメします。
私はこちらを使ってスマホに取り込みました。
終わりに
はい。
前後編に分けて1枚のアルバムにトータルで6,000字ぐらい書いてしまいました。
それだけ楽曲が素晴らしく、語らずにはいられないものだったらじゃないかなと思います。
劇中で歌われたものの、アルバムには未収録の楽曲もまだありますし、完全版のCDとか出して欲しいなと思ってしまいます。(もしくは円盤化して欲しい。)
今回語ったコンプリートアルバムは下記で購入できますので、まだ未購入で気になっている方はぜひ。
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