Ghost of Tsushima プレイ日記「第59話:武士と冥人」

第59話 プレイ感想日記「武士と冥人」

前回のあらすじ:

さらば コトゥン・ハーン。

   

<本記事にはネタバレが含まれます。ご注意ください。>

本編

   

対馬を脅かした蒙古。

憎き宿敵コトゥン・ハーンを激戦の上に打ち倒した仁。

   

しかし余韻を感じる暇はなかった。

船に広がった炎はどんどん勢いを増し、今にも船は燃え尽きそうだ。

  

仁は最後の力を振り絞り、船から脱出するため、その身を海へ投げ出した ーー 。

  

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戦いが終わった海岸に一つの面頬が落ちていた。

   

それを見つけたゆなは拾い上げ、海の方を見る。

面頬の持ち主が帰ってきたからだ。

  

   

ゆなはふらつく仁を支え、「忘れ物・・。」と面頬を手渡す。

そして二人はこの決戦の地を後にするのだった。

  

  

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泉の港を後にした二人は馬を走らせていた。

「ハーンは死んだが、その残党は隠れておる。」

「やつらを追いやらねば真の平和は戻らん。」

   

「蒙古が去ったら・・どうなるんだ?」

   

「また生きていくだけだ。」

   

「もう先のことも想像できないし、自分が誰かも分からなくなった。」

   

「お主は真の勇士で、真の友だ。」

   

「夜盗だけどね。」

   

「それは過去だ。明日の己はお主が決めろ。」

   

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そうして二人は上県に来てから拠点としていた城岳寺まで戻ってきていた。

   

「そろそろ発つぞ。伯父上が探しに来る。」

    

「いや来ないよ。」

「戦の後に使いが来たんだ。」

「あんたに会いたいとさ。」

「赤い葉が落ちる しんとした湖のそばで。」

   

青海湖のことだろう。

境井家の近くにある湖で、幼い頃よく志村に稽古を付けてもらった場所だ。

   

「ついてこうか?」

   

「唯一の家族だ。一人で会わねば。」

  

「そうだね。」

「たかを思うとまだ胸が痛む。」

「髪についた煙の匂い、小さく笑う顔、酔い潰れた姿さえなつかしい。」

「あいつはあたしのすべてだった。」

「だけどもう・・独りきりだ。」

   

「そうではない。俺がおる。」

  

   

「冥人は・・」

「島のみんなのものだろ。」

   

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「仁。」

  

「伯父上。」

青海湖のほとりで久方ぶりに二人は再会した。

  

「来ないかと疑った。」

   

「お話があります。」

「力を合わせれば蒙古の残党を討ち払い、島を取り戻せましょう。」

   

しかし志村は「お前の務めではない。」と言う。

  

「境井家は武士の身分を失った。」

「この日をもってお前は武士ではない。」

   

仁はその言葉に少し顔を伏せるも、

「民のためこの身を尽くしました。悔いはありません。」と答える。

   

「新たな武家が本土から遣わされる。」

「領地や屋敷も失われよう・・。」

   

「故郷に別れを告げても?」

  

志村は小さく頷き、「ついて参れ。」と仁を促すのだった。

  

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「変わらず地頭を務めるのですか?」

  

「左様。」

「本土の武士を鍛える任を授かったからな。」

   

「よかった。蒙古は日本全土を奪うまで諦めません。」

   

「奴らとの戦にこの生涯を費やすつもりだ。」

「この務めはお前と果たしたかった。」

「父と子として。」

   

「それよりも後妻をめとって家族をつくられては?」

   

「今更。何を申す・・。」

   

そんな話をしながら二人馬を走らせていると、馬車をぬかるみにはめてしまい、身動きがとれなくなっている百姓が見えた。

   

「そこもと、手を貸そう。」

遠慮しようとする百姓に、「一人では動かせんぞ。」と言い沼から馬車が出るのを二人は手伝った。

   

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「ありがとうございます。見た目より沼が深くて・・。」

「大きい荷だな。行き先は?」

   

「城岳へ。冥人様の勢がいるので。」

  

「勢がおるのか?」

   

「ご存知ない?」

「近々大嵐を味方に海を渡り、元国を焼き尽くすそうです。」

   

「それは大層な話だ。」

   

馬車に乗せていたのはその”冥人の勢”へ贈る食料らしい。

百姓は志村と仁に礼を言い、城岳へ向かっていった。

    

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百姓と別れた二人はまた馬を走らせ始める。

「勢などおりません。」

   

「日ごとにお前の大義に民が集まっておる。」

「将軍様は案じておいでだ。」

「このわしもな。」

   

「それは無用の思案かと。」

   

「新しい武家が来たら、民は頭を垂れるのだろうか。」

「冥人の名の下、背を向けるのでは?」

   

「左様なことはさせません。言って聞かせます。」

    

「お前が手本を見せたのだ。」

「わしに背いたことで民は主を裏切ることを学んでしまった。」

「お前もいつの日か背を刺されるとは思わぬのか?」

「さあ馬を下りろ。ここからは歩く。」

  

目的地についたのか志村は馬を下り、歩き出した。

   

「御意のままに。」

仁も馬を下り続く。

   

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「我が一族の墓どころ・・。」

   

「境井家の先祖七代がここに眠っておる。」

「お前の母もな。」

   

「父上も。」

   

「手を合わせてやらんとな。」

  

   

   

    

終わりに

はい。

ハーンを倒した冥人の噂が一人歩きして、民の間で英雄化されているんでしょうね。

武士ではなく冥人の方を民は徐々に慕うようになってきていると。

そしてそれを志村を含めた武士たちはよく思っていないわけですね。

   

ハーンを倒してハッピーエンドで終わらないのがこのゲーム。味わい深いです。

   

さて、志村が仁を境井家の墓所へ連れてきた意味とは・・。

   

次回、最終回です。

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