零の軌跡改 プレイ日記「第93話:一息」

第93話 プレイ感想日記「一息」

前回のあらすじ:

街道でルバーチェと警備隊に囲まれたロイド達。

そこにディーターのリムジンが現れ、窮地を脱することが出来た。

  

<本記事にはネタバレが含まれます。ご注意ください。>

 

本編

「ルバーチェのみならず、警備隊までもか・・。」

「・・何というか・・とんでもない状況ですわね。」

リムジンの中で事情を聞いたディーターとマリアベルは事態の深刻さに声が暗くなる。

  

「ところで、おじさまたちはどうしてあんなタイミングで?」

エリィが尋ねる。

  

「ああ、共和国での商談があってその帰りだったんだが・・タングラム門を超えたあたりでマフィアたちの襲撃を受けてね。」

「何とか振り切って街に辿り着いたら君たちが襲われていたというわけさ。」

  

「そうだったんですか・・。」

  

ディーターはこのままIBCビルへ向かうという。

IBCのゲートは特殊合金製で簡単に破られることはないからと言う。

  

「そんな、これ以上ご迷惑をおかけする訳には・・。」

  

「その、お気持ちはとても嬉しいのですけど・・。」

  

「エリィ、水臭いことを言わないで頂戴。」

昔からの仲のマリアベルが言う。

  

そしてディーターもIBC総裁としてクロスベルの治安に無関心ではいられないから、詳しい事情を聞く為にもぜひ来てくれと言ってくれる。

そういうことならと、ロイドたちはディーターたちの好意に甘えることにした。

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同日 22:00 ―

  

キーアとシズクはマリアベルの部屋で眠りにつき、ロイドたちはディーターの部屋でこれまでの話をしていた。

「・・・・・・・・」

「・・お父様・・。」

  

「・・私は・・今、大きな失望感を感じている。」

ディーターは語る。

  

「その《教団》の残党とやらの罪深さはもちろんだが・・」

「そんな連中につけ込まれ、ここまでの事態を引き起こした愚か者たちには心底呆れ果てたよ。」

  

ディーターは落胆と少し怒りも感じさせる表情で言う。

  

「私とてクロスベルの状況が厳しいものであるのは分かっている。」

「ルバーチェのような存在や議員や役人たちの腐敗についても、ある程度は仕方ないと諦めていたが・・」

「・・どうやら私はとんだ愚か者だったようだ。」

ディーターはIBC総裁として、クロスベルの市民の一人として不甲斐ないと言った。

それはロイドたち市民一人一人にも言えることなのかもしれない。

  

「・・いずれにせよ、ここで愚痴っていても仕方がない。」

「この事態を解決するために、我がIBCは総力をもって君たちに協力させてもらおう。」

  

「総裁・・ありがとうございます。」

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ヨアヒムの狙いは恐らく”キーア”だ。

だからこそ、執拗にロイドたちを追ってきたのだから。

  

実際ロイドたちには警備隊も威嚇射撃しかして来なかった。

 

傷つけずにキーアを奪え。

  

そんな風に警備隊やルバーチェは操られているのかもしれない。

いずれにしてもここもいつかヨアヒムに気取られ、攻め込まれる可能性がある。

ロイドたちはひと時の間、体を休ませながら、次の手を考えるのだった。

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しばらく休憩しながら、装備などを整えているとディーターから連絡があった。

なんでもゲート前の警備員から気になる報告があったいうのだ。

嫌な予感がするロイドはディーターの執務室に急ぐ。

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「おお、来てくれたか。」 

  

「一体、何があったんですか?」

  

「ああ、警備隊の隊員が2人ほどゲート前に来たらしい。」

  

「!?」

遂に居場所がバレてしまったのかもしれない。

  

今のところ警備隊は攻撃するわけでもなく、留まっているだけのようだが・・。

  

そうこうしているとディーターの電話が鳴り、追加の情報が入ってきた。

電話の内容をディーターはロイドたちに伝える。

  

「・・ゲート前の警備隊員が妙なことをし始めたらしい。」

「円筒状の装置のようなものを設置しているとの事だが・・。」

  

その言葉を聞き、ティオとランディは”それ”が何か分かったようだ。

  

「まさか・・。」

「指向性の導力爆弾か!?」

  

「な、なんだそれは!?」

  

「軍隊で使われている破壊工作用の導力爆弾だ。」

「特殊合金製のゲートでもさすがに保たないかと・・。」

  

「くっ、そんなものが・・」

  

いよいよ敵も本格的にIBCビルを攻略しにきているということだろう。

  

「・・・・・・・・」

ロイドは少し考え、

  

「仕方ない。」

「ランディ、打って出よう。」

「ああ・・それしか無さそうだな。」

ロイドの言葉にランディも同意する。

   

「ロイド君!?」

  

「あなたたち・・無駄死にをするつもり!?」

ディーターとマリアベルが驚く。

   

「いや、その導力爆弾の設置を妨害するだけです。」

「ま、そのまま小競り合いになっちまう気はしますけど。」

  

するとエリィとティオも ー

「勿論、私たちも行くわよ?」

「メンバーとして当然です。」 と打って出る気だ。

  

「ああ・・サポートは任せた!」

  

「エリィ、ティオさん・・。」

  

「無論、俺たちも無駄死にするつもりはありません。」

「警察本部か副司令の部隊か・・応援が来るまでの辛抱ですから。」

  

覚悟を決めたロイドたちの表情を見て、ディーターもそれ以上止めなかった。

  

「・・分かった。」

「女神(エイドス)の加護を ーー くれぐれも気をつけてくれたまえ!」

  

  

終わりに

はい。

今回は少し休憩回ですね。

次回はゲート前の戦いからスタートです。

  

  

オマケ

  

ディーターから警備隊員が現れたという連絡を受ける前・・

  

ロイドは一息つきながら、キーアの元を訪れていた。

「(はは・・よく寝てるみたいだな・・。)」

  

するとキーアは寝言を言い始める。

  

「・・ロイド・・どこぉ・・?」

「エリィ・・ティオ・・ランディ・・。」

「・・暗い・・暗いよ・・・。」

「どこ・・どこに行ったのぉ・・?」

   

「(・・キーア・・)」

ロイドはそっとキーアの頭を撫でた。

  

「・・大丈夫。絶対に俺たちが守るから。」

「だからキーア・・安心してくれ。」

   

キーアはその言葉が聞こえたように、また穏やかな寝息をたて始めた。

   

「(今まで自分たちのことだけで精一杯だったけど・・)」

「(やっと・・分かった気がする。)」

  

「(何のためにクロスベルに戻って捜査官を目指したのか・・)」

「(・・兄貴も同じだったのかな?)」

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