零の軌跡改 プレイ日記「第9話」

第9話 「真実」

前回のあらすじ:

ヴァルドとワジの登場により、喧嘩は止めることが出来た特務支援課。

しかし、彼らは数日後には本気で潰し合うとのこと。

不良グループ達が本気で潰し合う理由が何かあるのではと睨んだロイド達は、その原因を探るべく、調査を開始するのだった。

 

<本記事にはネタバレが含まれます。ご注意ください。>

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まずは『テスタメンツ』から話を聞くことにしたロイド達。

彼らの拠点、プールバー『トリニティ』を尋ねます。

 

「何用だ。」

No.2と思われる大柄でスキンヘッドのアッバスが立ち塞がる。

 

「一応、営業してるみたいだね? 邪魔さしてもらうよ。」

「・・・・・・・」

「ワジ・・、どうする?」

 

奥のカウンターにいるワジはロイド達を振り返ることなく、

「いいんじゃない? ここに通しちゃっても。」

「わかった・・。」

入れと、アッバスは特務支援課へ道を譲る。

 

他のメンバーもワジが言うならと、アッバスに続いた。

ヘッドのワジはメンバーから相当信頼されているようだ・・。

 

「ーー で? 何? 警察はお呼びじゃないと言ったはずだけど・・。」

ようやく振り返ったワジにロイドは言う。

捜査に協力して欲しいと。

 

「ふーん、捜査ね・・。」

サーベルバイパーとの決着は止めるつもりはないと言うワジ。

 

「ああ、俺たちがここへ来たのは、君たちが本気で潰し合おうとしている理由・・。

 それを聞かせてもらいにきた。」

 

「!?」

 

ワジはほとんど表情を変えなかったが、テスタメンツのメンバーはあきらかに驚きの表情を見せた。

 

「その様子だと、本当になにかあるみたいだな・・?」

「・・・・・・・・」

「それを知ってどうするの・・?」

立ち上がってロイドに詰め寄るワジ。

 

「警察が何かしてくれるわけ? 旧市街に住む厄介者の悪ガキ(バッドボーイズ)達に・・。」

ロイドは怯まずに、答える。

 

「警察の対応が不十分なのは認めるよ。そして、理由を知ったからといって、君たちに協力できるとも限らない。」

そう、民間人の保護を目的する遊撃士とは立場や権限が異なるのだから・・。

 

「お話にならないな・・。ギブアンドテイク無しに、情報だけ引き出すつもりかい?」

やれやれと首を振る。

 

「ーー いや、ギブならあるさ。」

 

「えっ・・?」

「捜査官の仕事は闇に埋もれた真実を明らかにして、人と社会に光をもたらすこと。

 もし君たちが、少しでも疑念という闇を抱えているのなら、それを晴らす手伝いはできると思う。」

「それが俺たちが提供できるギブさ。」

 

ワジの目をはっきりと見て、言い切るロイド。

「・・・・・・・・・」

ワジは、

「・・・くくっ・・・」

「あはははははははははッ!!」

 

「いいね!すごくいいよ!!」

「そんなクサイ台詞、そうそう聞けるもんじゃない。」

 

どうやら、ワジに気に入られたらしいロイド。

理由を教えてくれるらしい。

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それは、5日前の夜・・

テスタメンツのメンバーが何者かに襲撃され、大怪我を負った。

そのメンバーは病院に搬送され、いまだ意識が戻っていないらしい。

それだけでサーベルバイパーの仕業とは決められないが、決定打ににあるものがあった・・。

 

傷だ。

主に打撲だが、ところどころ硬く尖ったもので引き裂いたような、裂傷が見られたのだ・・。

「サーベルバイパーの持っていた釘付きの棍棒か・・。」

その傷跡からテスタメンツは、サーベルバイパーの闇討ちと判断したようだ。

 

「ありだとう。参考になったよ。」

「サーベルバイパーにも話を聞いて何かわかったら連絡させてもらうよ。」

「ふふっ、面白い話を聞けるのを期待させてもらおうかな・・。」

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テスタメンツからは十分情報を得られた。

次は、サーベルバイパーだが、話が通じにくい分、ワジよりも厄介かもしれない・・。

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案の定、入り口の見張りがごねたが、交渉術に長けているエリィがうまく説得し、なんとか中へ入ることができたロイド達。

 

 

ライブハウス ー イグニス ー

 

爆音が響くライブハウスの中央にヴァルドは佇んでいた。

「どうやら、青坊主達からひととおり話は聞けたみたいだな?」

「それで、俺たちを逮捕しに来たのかよ?」

「いや・・捜査に協力してもらいだけさ。」

 

先ほどのワジの時と同様、リーダー同士で話したほうがいいと考えたロイド達は、ロイドがヴァルドと話すことにしていた。

 

「君たちが本気で潰し合う理由・・・、それを君たちの方からも聞かせてもらいたいんだ。」

 

ーー 真実は、見ている人間によって、様々な姿形に捉えられる・・だからいくつもの証言を重ね合わせてみないと本当の真実は見極められない。 ーー

ロイドの中の捜査官の心がそう語りかける。

 

「クク・・妙な小僧だぜ・・。」

「仮にお前らの知りたい情報を俺たちが持っているとして・・、それを渡す見返りにお前らは何をくれるんだ・・?」

 

「・・・それは・・・」

 

「どうやら、あんたには『真実』じゃ不足みたいだな?」

ワジの時のように、疑念を晴らすといっても、このヴァルドには通じないだろう。

 

「ククっ・・・当たり前だ・・。」

「俺はな・・ただ暴れられりゃあいいんだ・・。」

「この血のたぎりをスカッとさせてくれりゃあな!」

 

弾かれるようにロイド達を取り囲んでいたサーベルバイパーのメンバーが武器を構える。

そして、ヴァルドも武器を構えた。

 

「俺たち全員に勝てりゃあ、何だって話してやるよ。」

「ククッ・・悪い取引じゃないだろう・・?」

 

警察では私闘は禁じられている。あくまでも闘いは市民の保護や自己防衛のためだけだ・・。

取引で闘うわけにはいかない・・。

 

「俺たちは警察官だ。私闘は禁じられている・・。」

「だから・・。」

トンファーを取り出し、一歩前へ出るロイド。

 

「一対一のタイマン、あくまでも練習試合という名目でだ。」

「そんな趣向はどうだ?」

 

「おい・・」

無茶なことを言うロイドに驚くランディ達。

 

「アホか・・、お前。そこの赤毛ならともかくどれだけの体格差だと思ってる?」

相手になるはずがないとヴァルドは言う。

 

「これでも、捜査官だ。それなりに訓練は受けている。」

「街のチンピラ風情に遅れをとるつもりはないさ。」

怯むことなく、挑発するロイド。

 

「・・・・」

「ハハハハハハハッ!!」

 

 

『ガァァァァン!!!』

近くにあったドラム缶を吹き飛ばすヴァルド。

 

「いいだろう・・、小僧。サーベルバイパーのヘッド、ヴァルド・ヴァレスの鬼砕き・・。

凌げるもんなら凌いでみやがれ!!」

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はい、ヴァルド戦の終わりまで書けると思ったのですが、思いの外長くなってしまったので、

今回はここまでにします。

次回はヴァルド戦からスタートです。

お楽しみに。

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