零の軌跡改 プレイ日記「第84話:ただ前へ前へ」

第84話 プレイ感想日記「ただ前へ前へ」

前回のあらすじ:

ギミックを解除し、マルコーニの私室に入ったロイド達。

そこにはグノーシスの出荷リストが隠されていた。

  

<本記事にはネタバレが含まれます。ご注意ください。>

本編

「ーー 失踪した住民は全てリストに記載されていた。」

「これでマフィアが薬物を広めた裏付けは取れたわけだ。」

グノーシスの入出荷リストを確認したロイド達。

  

入荷リストを見る限り、数年前から教団の残党と繋がりがあったようだ。

その残党が何者なのかは分からないが・・。

  

そして、失踪者の行方もマフィア達が不在の理由も分からないままだ。

全てはグノーシスを提供した人物が握っているということだ。

   

恐らくその人物が数年前に使用されたグノーシスを改良・完成させ、マフィアに提供したのだろう。

  

「しかしそうなると・・どう炙り出すかが問題か。」

  

「そうね・・人手が圧倒的に足りないわ。」

  

消えたマフィアへの対処と失踪者の捜索、空港の爆破予告の件もある。

警察総出であたれば対処できるが、警察局長まで取り込まれているこの状況ではそれも望めない・・。

  

「・・・・・・・」

「ーー 提案があります。」

ロイドが切り出す。

  

「遊撃士協会に協力を要請しませんか?」

  

支援課のメンバーは「その手があったか!」と手を叩くが ー

  

「ば、馬鹿なことを言うな!」

ダドリーは反対する。

  

「そんな事をしたら警察内部の恥をギルドに暴露することにも ーー」

  

「仕方ないでしょう・・。警察全体のツケなんですから。」

「見てみぬフリをしていた俺たち全員の責任です。」

「恥くらい、甘んじて受けるべきではありませんか?」

ロイドはきっぱりと言いきる。

   

「ぐっ・・。」

こうしている間にも失踪者に何が起きているか分からないし、消えたマフィア達が何かしでかすかもしれない。

  

「・・・・・・・・・・」

「フン・・セルゲイさんもとんだ部下を集めたもんだ。」

「いいだろう ー ギルドとの交渉はお前達に任せた。」

「私は私で、上層部の目を盗んで動ける人間を一課から確保しよう。」

  

「・・ダドリーさん。」

「・・感謝します。聞き入れてくださって。」

  

「フン・・勘違いするな。」

「現状ではそうする以外、選択肢がないというだけだ。」

ダドリーは口元に少し笑みを浮かべて言う。

  

「ーー それよりもバニングス。」

「そのバッジの事はいいのか?」

ダドリーはロイドが見つけた傷ついた警察徽章を見て言う。

ティオも見覚えがあるので、ガイのバッジで間違いない。

そのガイのバッジをルバーチェが持っていた。

  

「ここに来て改めて容疑者が浮上したわけだ。」

「もちろん当時からも、その可能性は疑われていたが・・」

「これでやっとお前も兄の無念を晴らすことが ー 」

  

「いえ・・今は兄貴のことはいいんです。」

「それよりも、解決しなくてはならない問題が山ほどある・・」

「それを片付けてから考えます。」

  

「フッ ー 分かった。」

「それでは今はお互い、やるべき事をやるとしよう。」

「あの癪にさわるくらい破天荒で前向きだった男に負けないためにもな。」

  

「はい・・!」

ーーーーーーーーーーー

  

同日 ーー

PCに向かった少女が画面の情報をみながら呟く。

  

「ーー ふぅん、なるほど。」

「お兄さん達もやっとそこまで辿りついたみたいね。」

「出席者も揃って招待状も届けられた・・」

「これで宴(パーティ)の準備はぜんぶ整ったのかしら?」

「先に鬼さんを見つけるのはエステルたち?お兄さんたち?」

「それとも ーー」

  

「・・相変わらず全てが見えておるようじゃな。」

  

戸を開け、レンに話しかけるものがいた。

白髪でたっぷりと口髭を生やした老人だ。

「うふふ、レンはそこまで自信過剰じゃないわ。」

「レンに見えるのは絡まり合った因果(システム)だけ。」

「お互い別々に作動する因果がこのクロスベルという場でどんな織物を編み上げるのか・・」

「それが見えるというだけよ。」

  

「ふむ・・なるほどな。」

「マフィアと例の教団が何をするつもりかは知らんが、少々騒がしくなりそうだの。」

「まぁ、これも自業自得 ー いや、因果応報というものか。」

レンに話しかけたのは、ヨルグ ーー。

マインツ山道中間にある『ローゼンベルグ工房』のマイスターだ。

   

「ええ、あの灰色の街が積み重ねてきた因果の報いと言うべきかもしれないわね。」

レンは”人形の修理”のために、ここを訪れていた。

修理の間、クロスベルのネットワークに介入できるシステムで退屈を晴らしていたというわけだ。

そして、その人形の修理もようやく終わった。

  

「これでやっと・・最後の賭けが始められるわ。」

  

「・・ふむ・・。」

  

「ふふっ、そんな顔をしないで。」

「おじいさんには感謝しているわ。」

  

「なに、大したことはしておらんさ。」

「それよりも、今日は忙しくなるのだろう?」

「少々早めだが、午後のティータイムとしよう。」

  

「うふふ、そうね。」

「《パテル・マテル》 ー 一緒にお茶にしましょう。」

レンは控える人形に話しかける。

  

「今日は長い一日になるわ。」

「たぶん、この自治州が始まっていちばん長い一日にね。」

  

   

応えるように人形の瞳が輝いた。

   

    

    

終わりに

はい。

”忍び寄る叡智”編も遂に終わり。

次回からは、終章”クロスベルの一番長い日”がスタートです。

いよいよ”零の軌跡”も終盤ですね。

100話ぐらいで終わるかな・・。

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