零の軌跡改 プレイ日記「第79話:D∴G教団」

第79話 プレイ感想日記「D∴G教団」

前回のあらすじ:

病院で倒れたティオ。

それはあまりにも凄惨な過去からきたものだった。

それでも今、ロイド達と出会い、笑えるようになったのは奇跡かもしれない。

<本記事にはネタバレが含まれます。ご注意ください。>

本編

ティオの過去の話を聞いたロイド達は、ティオが落ち着いて休めるよう、支援課ビルに戻った。

そして、ティオはキーアと共に眠りについた。

一方、ロイド達はセルゲイに今日のことを話すのだった。

ーーーーーーーーーー

 

 

「ーー そうか。その名前が出てきたか。」

「《真なる叡智(グノーシス)》・・。」

  

「・・課長、教えてください。」

「6年前に兄が関わったという、ティオを拉致した教団について。」

  

セルゲイはティオの事情を最初から知っているふうだった。

今回、病院に行くときもティオに詳しく聞いてくるようにと言っていたのだから・・。

  

「・・・・・」

窓を見ていたセルゲイは振り返り、ロイド達に向き直る。

  

「ーー 俺が知っているのは当然だ。」

「当時、ガイと共に教団のロッジの一つを制圧した当事者だったからな。」

  

「!」

「そ、そうだったんですか!?」

「それじゃあ課長は、兄貴の ーー」

  

「直接の上司だった。」

「・・当時から俺はちょいとハミ出し気味でな。」

「ある時、規格外の新人を2人も押しつけられちまったんだ。」

  

その内の1人が、『ガイ・バニングス』 ーー ロイドの兄だ。

直情的で無鉄砲だったが、とても優秀な捜査官だったという。

  

そして、もう1人は・・

『アリオス・マクレイン』 ーー

遊撃士協会クロスベル支部のエース ーー

A級遊撃士で、実力や実績はS級に匹敵する腕前 ーー

そして、八葉一刀流、二の型皆伝。 通称『風の剣聖』 ーー

  

その男が以前、警察にいてセルゲイの部下であったという。

アリオスは数年前に警察を辞め、遊撃士へ転向したわけだが、警察が遊撃士と微妙な距離感を持つ一つの理由でもあるらしい。

  

ーー 生真面目すぎるアリオス。 

ーー 奔放で無鉄砲で、とにかく前向きなガイ。

そんな2人だからこそ、逆にウマが合った。

  

わずか2年足らずで、クロスベル警察最強の若手コンビと呼ばれるようになったのだから。

「正直、俺も誇らしかったもんだ。」

「そんな凄い部下どもを育てる絶好の機会に恵まれたんだからな。」

「そうして俺たちの班は、華々しい実績を打ち立てていき、ついには一課に代わって国際的な犯罪事件の合同捜査を任されることになった。」

  

「・・国際的な犯罪事件・・。」

  

ーー 教団の事件だ。

「『D∴G教団』・・それが連中の正式名称らしい。」

” ∴ ”は”ゆえに”を意味する数学的記号だが、何を意味しているのかはまだ分かっていない。

しかし、”G”に関しては突き止められている。

  

「G ーー すなわち《真なる叡智(グノーシス)》だ。」

  

「ヨアヒム先生が言っていた悪魔の力を得る薬・・。」

  

「事件が終結して6年あまり・・」

「多くの謎を残した宗教団体だが、一つ確かに言えることがある。」

「それは、ここ数十年で最悪の犯罪事件を引き起こした最低の連中だったってことだ。」

各地で拉致した何十人という子供を犠牲にしたのだから・・。

D∴G教団はいくつものロッジを持ち、それぞれが独立した実験を行っていた。

そして、その実験には必ずグノーシスという正体不明の薬が使われていた。

「それで、事件はどんな風に解決されたんスか・・?」

  

「ああ・・」

被害が各地に広がっていたことから、国際的な捜査体制が設立された。

そして、ある高名な遊撃士により各地のロッジを一斉に検挙・制圧する大規模な作戦が実行された。

〔もちろん指揮を執ったのは、皆さんご存知『カシウス・ブライト』です。〕

〔画像を見る限り、ジンさんも参加してたみたいですね。〕

  

「そして、俺たち3名は共和国最西端、アルタイル市の郊外にあるロッジを制圧し・・」

「当時8歳だったティオ・プラトーを保護した。」

「ティオは衰弱しきっていたが、まだマシな方だったのかもしれん。」

「他のロッジで試みられたおぞましい”儀式”に比べてたら、まだマシな扱われ方だったからだ。」

  

「・・・・・・」

「・・・なんで・・」

「なんでそんな連中が存在を許されてるんだ・・ッ!!」

ロイドは怒りをにじませる。

  

「・・吐き気がしてきたわ・・。」

「クロスベルにおける犯罪とはちょいと次元が違いすぎるな・・。」

  

「まあな・・。」

「ーー ただいずれにせよ、6年前のその作戦を持って『教団』は完全に叩き潰された。」

「信者たちは全員、自決するか精神に破綻を来たして衰弱死した。」

「『D∴G教団』の悪夢は完全に終わったはずだった。」

   

「ですが・・この『青い錠剤』。」

「これがその教団が使っていた『グノーシス』である可能性が出てきたというわけですね。」

  

「現時点では憶測の範囲だが・・。」

「もしそれが本当なら、6年前の悪夢が別の形で引き起こされるかもしれん。」

「それもマフィア同士の抗争を巻き込むような形でな。」

  

「それが本当なら・・絶対に見過ごせません・・!」

   

「ああ・・もちろんだ。」

セルゲイは煙草に火をつける。

   

「ーー ロイド。」

「3年前、お前の兄貴を殺った犯人はいまだ見つかっていない。」

   

アリオスが辞め、ガイは一課に移ってからもっぱら単独行動をしていたため、手がかりが少なく、迷宮入りしたのだ。

  

ガイを殺害した犯人は色々と考えられた。

大国の諜報機関、ルバーチェ、それとも全く別の犯罪組織・・

  

「だが ーー それ以外にも俺の頭を掠めた可能性があった。」

  

「教団の残党・・ですね。」

  

「ああ・・今となってはその可能性も現実を帯びてきた。」

「その意味では、俺にとっては元部下の弔い合戦になるだろう。」

「お前らには悪いが、この先は俺たちも出しゃばらせてもらうそ。」

  

「課長・・。」

  

「わ、悪いどころかすごく助かりますけど・・。」

  

「つーか、まるで今まであえて放任してたような口ぶりっスね?」

  

「クク、どうだかな・・。」

「ただまあ、この特務支援課は元々はガイのアイデアを参考に設立したってのは確かだ。」

  

「そ、そうなんですか?」

  

遊撃士の評判に対抗するため設立された部署というのは上層部を納得させるための建前。

本当はガイが生前語っていたことを体現するための部署だった。

  

ーー 今のクロスベルに必要なのは《壁》を乗り越える力だ ーー

ーー 若いモンが失敗してもいいから力を合わせて前に進める場所 ーー

それがクロスベル警察には必要なんじゃないかとガイは語っていたのだから。

  

「兄貴が・・。」

だから、ティオは支援課に来たのだろう。

ガイの意思が息づく場所にいたかったからかもしれない。

  

「・・・・・・」

「兄貴のことはともかく・・今は、この薬の被害を食い止めることが先決です。」

「それと、キーアですが・・」

「例の『教団』と何らかの関わりがあるかもしれません。」

   

「ああ・・俺もそう睨み始めている。」

  

「ですから課長・・」

「動くのは俺たちに任せて、課長はここでキーアを守ってやってくれませんか?」

「俺たちには司令役が必要なんです。」

  

「ほう・・」

   

「すみません。せっかくの申し出なのに、生意気なことを言ってしまって。」

  

「クク・・いや。」

「ーー いいだろう。引き受けた。」

「ただし、今まで通り、わざわざ俺から指示は与えん。」

「お前たち自身が判断して今回の事件を解決してみせろ。」

「どうだ、やれるか?」

  

「はい・・!」

  

   

終わりに

はい。

切りどきが見つからず、長くなってしまいました。

1記事2,000文字ぐらいにしないと長すぎて読みにくいですよね。

気をつけます・・。

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