零の軌跡改 プレイ日記「第71話:黒月」

第71話 プレイ感想日記「黒月」

前回のあらすじ:

ガンツの他にも、短期間で驚異的な能力の向上を見せたものがいたことをイアンから聞かされる。

さらに、ヨナから知らされる。

ルバーチェによる《黒月ーヘイユエ》襲撃を・・。

   

<本記事にはネタバレが含まれます。ご注意ください。>

本編

ロイド達が黒月襲撃を聞かされる前夜 ーー

 

いつものように支部長のツァオの元に腹心のラウが報告に来ていた。

  

「ルバーチェの裏ルートが復活している?」

 

「・・はい。ここ1週間で我々が潰した3つのルートが立て直されました。」

「こちらも妨害しようとしたのですが、思っていた以上に抵抗が激しく・・。」

 

「ふむ・・妙ですね。」

 

ツァオはあくまでも冷静に分析する。

 

「この状況で、失ったルートをわざわざ取り戻すだけの余力が彼らにはあるとは思えませんが・・」

「あちらの営業本部長殿がわざわざ動いたのですか?」

 

「いえ・・それが。」

「《キリング・ベア》の姿はなく、配下の構成員だけだったそうです。」

「それも軍用犬も連れておらず、数名程度の少人数だったようで・・。」

 

「ふむ、ますます奇妙ですね。」

「構成員一人一人の戦闘力ならば我々”黒月”の方が上のはず・・」

「例のラインフォルト社製の重機関銃を持ち出したのですか?」

 

ラウが言うには確かに重機関銃を使用していたが、それよりも構成員の戦闘力が”大幅に向上”していたというのだ。

 

「なるほど・・。」

 

「・・我々の知らない切り札を持っていたということでしょうか?」

 

「ええ、間違いないでしょう。」

「しかも、私の見立てでは・・尋常な切り札ではなさそうです。」

「それこそ《銀ーイン》殿のような、状況を一気にひっくり返せるほどの”ジョーカー”かもしれませんね。」

 

「くっ、一体どんな手を・・。」

 

すると ーー

 

突然ガラスが割れる音と、機関銃の銃撃音が鳴り響いた ーー!

 

「い、今のは・・!?」

「噂をすれば影、ですか。」

  

銃撃音は止まる気配がない。

1人の黒月構成員が部屋へ駆け込んでくる。

 

「た、大変です!」

 

ルバーチェと思われる黒ずくめの集団が突如襲撃してきたと構成員は伝える。

そして話のとおり10人ほどの少人数での襲撃。

もちろんガルシアの姿はないと言う。

 

「たかが10名ごとき返り討ちにしてしまえ!」

ラウが構成員に指示する。

 

「そ、それが・・」

「襲撃者の戦闘力は尋常ではなく、重機関銃を片手で軽々と振り回して・・。」

 

どうやら襲撃者は切り札を使っているらしく、黒月の構成員でも手こずっているようだ。

そうこうしている内に、銃撃の音はどんどん近づいてくる ーー

  

「くっ・・《銀》殿がいれば・・!」

普段は冷静なラウにも焦りがではじめる。

 

 

「・・・フフ、やれやれ。」

 

ツァオは口元に笑みを浮かべながら、眼鏡を軽く押し上げる。

 

「どうやら頭脳派を気取っている訳にもいかないようですね。」

 

「ツァオ様、まさか ーー 」

 

「ーー 出ますよ、ラウ。」

「この程度で《銀》殿に頼っていては《黒月》の名折れ・・」

 

「東方人街を支配する我らの力、存分に見せ付けてやりましょう。」

 

〔このツァオのポーズ中二病っぽくて結構好き。〕

ーーーーーーーーーーー

 

 

 

翌日 ーー

 

ヨナから聞いたルバーチェ襲撃の真相を確かめるために、黒月貿易公司を訪れたロイド達。

建物は激しい銃撃戦を物語るようにあちこちに穴が開き、看板は傾いていた。

 

入り口を見張っている警官のフランツに状況を聞くと、真夜中にドンぱちがあり、今一課のダドリーが事情聴取をしているらしい。

ロイド達も話を聞くために中に通してもらう。

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「ツァオさん。今日のところはこれで失礼します。」

「できればもう少し、詳しい話を伺うことができればこちらも協力できるのですが。」

 

ロイド達が着いた頃にちょうど一課の聴取が終わったようだ。

 

「フフ、これは失礼。何しろ深夜の事でしたからね。」

「襲撃者が何者だったのか、どうして当社が狙われたのか皆目見当がつかないのですよ。」

ツァオはあいかわらず、平然ととぼけて見せる。

 

「・・それにしては随分と手際よく防戦されたようですね。」

「1階と2階は酷い状況でしたが、この部屋など綺麗なものだ。」

「重機関銃で武装した相手に一体どのように対処したのやら。」

ダドリーも負けじと追求する。

 

「はは、恐れ入ります。」

「ただまあ、結局襲撃者には逃げられてしまいましたからね。」

「こちらは何人も病院送り・・、やれやれ、とんだ災難です。」

 

「お悔やみ申し上げます。」

それでは ーー とダドリーが切り上げようとした時 ーー

ロイド達がちょうどツァオの部屋に入った。

 

「お前達・・!?」

 

「おお、ロイドさん。それに支援課の皆さんですか。」

 

「失礼します、ツァオさん。」

「お忙しいとは存じますが、少々話を伺っても構いませんか?」

 

「ええ、もちろん構いませんとも。」

「ーー それではダドリーさん。事情聴取お疲れ様でした。」

邪魔だと言わんばかりにツァオがダドリーに告げる。

 

「くっ・・失礼する。」

ダドリーは立ち去ろうとするが ーー

 

「(腹立だしいが・・ヤツの相手はお前達に任せる。)」

「(せいぜい情報を引き出してくるがいい。)」

ロイド達に小声で伝えると去って行った。

ーーーーーーーーーー

  

「フフ、お久しぶりですね。ロイドさん、それに皆さん。」

「記念祭の最終日は、なかなかのご活躍だったそうですね?」

オークションのひと揉めも当然のごとく知っている。

早速ツァオお得意の牽制だ。

 

それでもロイドは怯まない。

「ーー 俺たち《特務支援課》は通常の捜査体制から外れています。」

「それを踏まえて、率直な本音で話をさせてもらってもいいですか?」

  

「ほう・・?」

ツァオがニヤリと笑う。

 

果たしてこの男相手にどこまで聞き出せるのか・・。

 

 

終わりに

はい。

実は腕っ節もかなりの腕前だったツァオ。

いやー、《ルバーチェ》のガルシア、《黒月》のツァオ ーー

敵ながらどっちも魅力的なキャラですよね。

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