零の軌跡改 プレイ日記「第64話:神経科と薬学」

第64話 プレイ感想日記「神経科と薬学」

前回のあらすじ:

 

記憶が無くて不安よな。

ロイド 動きます。

 

<本記事にはネタバレが含まれます。ご注意ください。>

本編

 

七耀協会の心と精神に関わる法術でもわずかな風景が浮かぶのみで、記憶は蘇らなかったキーア。

そうすると脳の神経に関する問題かもしれない。

近代医療に見てもらった方がいいだろうというシスターの勧めも受け、ロイド達はウルスラ病院に行くことにした。

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「次の発車時刻は・・・おっと、もう来るみたいだ。」

タイミングがいいことにウルスラ病院へ向かうバスがちょうど来る時間だったようだ。

 

「来るってなにがー?」

 

「ああ、キーアが乗りたがっていたものだよ。」

 

そう言うとクラクションが聞こえ、ゆっくりとバスはロイド達の待つバス停に停車した。

「わああああっ!? おっきなクルマだぁ!」

目の前の大きな乗り物に驚くキーア。

 

「キーア、これがバスって言うんだよ。」

「これに乗って俺たちも病院ってところに行くってわけさ。」

 

「キーア、これに乗るのー!?」

「ロイドたちもいっしょに!?」

 

「ああ、もちろん。」

 

「えへへ・・ねぇねぇ、早く乗ろうよ!」

キーアに急かされバスに乗り込むロイド達。

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初めて乗るバスに大喜びのキーア。

通り過ぎる風景を見ている間にあっという間にバスはウルスラ病院へと到着した。

 

「えへへ・・すっごく楽しかったー!」

「歩くのも楽しいけど、バスもすっごく楽しいね!」

 

「はは、そっか・・」

「(どうやら車に乗るのは初めてみたいだけど・・)」

「(もしかして鉄道や飛行船にも乗ったことがないのか・・?)」

 

キーアの反応を見る限りそんな気もする。

しかし、ではクロスベル出身とは思えないキーアはどうやってクロスベルに来たのだろうか・・?

 

「それで・・ここがビョーインってところ?」

 

「ああ、キーアが忘れちゃったことを思い出させてくれるかもしれない所さ。」

 

キーアにも大切な人や思い出があるはずだ。

そう思うロイドとティオは早速病院に入り、神経課に取り次いでもらう。

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「ーー失礼します。支援課のロイド・バニングスです。」

 

「ああ、待っていたよ。」

「どうぞ、入ってきたまえ。」

 

「はい。」

 

「やあ、ロイド君。それにティオ君だったかな。」

 

ヨアヒム・ギュンター。

薬学と神経科に精通し、外国で大きな研究成果を挙げたらしい。

このヨアヒムこそが神経科の先生だったのだ。

 

「それで、記憶喪失の子を預かったそうだけど・・・その子が?」

ヨアヒムはキーアの方をちらりと見ながら言った。

 

「はい・・キーアと言います。」

 

「そちらの方に座ってくれたまえ。」

「詳しい事情と経緯を聞かせてもらおうじゃないか。」

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「・・なるほど。大体の状況は了解したよ。」

「ふむ、七耀協会の法術でも取り戻せない記憶か・・・」

「となると、そのシスターの指摘通り神経系の問題である可能性は高いな。」

 

「そうですか・・・何とか回復する手段はあるものなんでしょうか?」

 

「正直、脳神経や脳細胞の研究はまだまだ始まったばかりでね。」

「記憶喪失になる原因はそれこそ無数にあり得るから、対処療法が存在しないんだよ。」

「ただまあ・・・」

 

そう言うとヨアヒムはルーペーでキーアの瞳孔を確認したり、いくつか質問したりする。

しかし、キーアの体に思い当たる症状はないようだ。

 

「ふむ・・・脳にダメージがあるような感じでもなさそうだ。」

「となると・・・」

 

ヨアヒムは少し考え込み始めた。

 

「・・・何か見当でも?」

 

「・・これは僕のカンなんだが。」

「何らかの薬物が影響している可能性は高いかもしれない。」

 

「薬物・・!?」

 

意外な言葉だった。

ヨアヒムが言うには数は少ないが、過去にそういう症例もあるらしい。

薬の成分が、副次的に神経系の伝達を阻害してしまうことがあるというのだ。

 

しかし、その場合、心神喪失を伴うことが多く、キーアにはそのまま当てはまらないところもあると言う。

 

「ただまあ、薬学の分野もまだまだ発展途中とも言える・・」

「未知の効果を及ぼす薬物が開発された可能性は否定できない。」

「その意味では、神経系の異常と薬物の副作用の両方の可能性から探ってみるべきかもしれないね。」

 

「なるほど・・」

「あの、こちらで検査を依頼することは可能ですか?」

 

「ああ、もちろん可能だよ。」

「ただし、時間がかかる上に記憶が取り戻せる保証もない。」

「それで良ければになるけどね。」

 

「そ、そうですか・・・」

 

検査するのであれば、最低でも3日・・出来れば1週間ほど入院して欲しいという。

それだけ薬物の影響を見るには時間を要するらしい。

 

「・・どうする?」

 

「・・・・・・・」

「・・なあ、キーア?」

「3日くらいの間、ここの病院に泊まらないか?」

 

「ん~? べつにいいけどー。」

嫌がるかと思ったがすんなり受け入れるキーア。

 

「ふむ、それなら早速、検査入院の手続きをしようか。」

「着替えや私物などがあるなら改めて持ってきてもらった方がいいかもしれないね。」

 

「ええ、それは後ほど改めて用意して持ってきます。」

 

「ねぇねぇ、ロイド。」

「ここに泊まるのはいいけどまたいっしょに寝てもいい?」

 

「えっと・・・それは・・・」

 

「んー、ダメだったらガマンするけど・・」

 

「い、いや・・そうじゃないんだ。」

「この病院に泊まるのはキーアだけなんだよ。」

 

「そーなの? それじゃあロイドたちはどこに泊まるのー?」

 

「俺たちはいつも通り、支援課のオンボロビルだよ。」

「でも、毎日キーアの顔は見に来るから ーー」

 

「ヤダ。」

 

「・・・え。」

 

「・・・ロイドたち、キーアのことをヨソのコにしちゃうつもりなんだ。」

「キーア、いらないコなんだ!」

 

「そ、そんな訳ないだろ!?」

「少しの間だけここに泊まるだけです。」

 

「そんなの知らないモン!」

「ぎるども、びょーいんもキーア泊まりたくないモン!」

「ロイドのバカ!!」

キーアは立ち上がると、研究室から駆けて出て行ってしまった。

 

「ちょ、キーア!?」

「はぁ、怒らせてしまいました。」

ティオがため息をつく。

 

「すみません先生。せっかくの話でしたけど・・」

 

「ハハ、あの調子だと無理強いはかえって逆効果だね。」

「まあ、結果がでるかどうかも分からない検査入院だ。」

「キーア君が落ち着いてから改めて検討してみたらどうだい?」

 

「はい・・」

 

キーアの気持ちが変わるまで、ヨアヒムは記憶喪失の症例をいくつか調べておいてくれると言う。

ヨアヒムに礼を言い、研究室を後にするロイド達。

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「参ったな・・・あんなに嫌がるなんて。」

「とにかくキーアを追いかけよう。」

「ハア、変なところに行ってないといいんだけど・・・。」

 

 

終わりに

はい。

久しぶりのヨアヒム先生登場です。

いやー初登場からしばらく経ちますがこんなにヨアヒムが出てくるとは思いませんでしたね。

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