零の軌跡改 プレイ日記「第50話:お姫様の帰る場所」

第50話 プレイ感想日記「お姫様の帰る場所」

前回のあらすじ:

コリンを無事救出。

<本記事にはネタバレが含まれます。ご注意ください。>

本編

「ーー 寝ちゃったか。」

支援課ビルへコリンを連れ帰ったロイド達はすぐにハロルド夫妻に連絡した。

 

ハロルド夫妻を待っている間にコリンは疲れたのか眠ってしまったようだ。

「ふふっ・・」

「可愛い寝顔ね・・。」

「何の罪も知らない、無垢で純粋でまっとうな子・・・」

「・・・こんなに大きくなったんだ・・。」

レンはコリンの寝顔を見ながら優しく囁く。

  

「さっき、その子の親御さんに連絡したよ。」

「大急ぎで迎えに来るってさ。」

 

「そう・・・」

一番の厚労者であるレンを紹介するのが筋だと思うが、レンは必要ないと言う。

 

「レンの名前も、存在も。その人達に伝える必要はない。」

 

「でも・・・」

「・・・・・・・・」

「君が普通の物差しで測れるような普通の女の子じゃないのは分かった。」

大鎌を投擲する能力、《仔猫》としてのハッキング技術、そしてコリンの居場所を特定した論理的かつ多面的な推理能力 ーー

本当の意味での”天才”と言っていいだろう。

 

「ーー お兄さん、やっぱり見所があるわね。」

「そう、レンの本質はそこにある。」

「あらゆる情報を取り込み、処理し、自らを含めた環境を適切に操作する・・・」

「戦闘技術も、ハッキングも全てはその本質に拠っていると言えるわ。」

 

「つまり君には分かるってわけだ。何をどうすれば自分の望みを叶えられるのかを。」

 

「クスクス、そうよ。」

「どうやったら世界にレンの望みを叶えさせればいいのかが分かる。」

「それがレンの力そのものだから。」

 

「・・・なるほどね。」

「だったら ーー 君は一体何を望んでいるんだ?」

 

「・・・・・え・・・・・・」

 

「どんな願いでも世界が叶えてくれるお姫様・・・」

「でも、今の君はどこに帰ればいいか分からなくて途方にくれた仔猫みたいに見える。」

「いや・・・帰るべき場所は本当は分かっているのかもしれない。」

「なのに幾つもの大きな岩が帰り道を塞いでいて帰れない・・・」

「・・そうなんじゃないか?」

 

「・・・・・・・・」

 

「・・・全ては俺の直感と推測だ。見当違いだったら謝るよ。」

「ーー だが俺たちは特務支援課だ。」

「困っている女の子がいたらなるべく助けになってあげたいし、一緒に帰ってあげることは出来なくても岩を取り除く手伝いくらいはできる。」

 

「・・・ふふっ・・・」

「お兄さん、推理だけじゃなくて妄想も得意だったみたいね。」

「あなたなんかに・・レンの何が分かるっていうの?」

 

「もちろん分からないさ。」

「それに君が頼りたいと思う人は他にちゃんといるのかもしれない。」

「でも ーー 転がっている岩は一つじゃないんだろ?」

「俺たちにも任せられるような・・・そんな手頃のサイズの岩はないかな?」

 

「そんな・・・そんなの・・・」

そんな話をしているとエリィがハロルド夫妻の到着を知らせてきた。

 

レンは・・会いたくないようだった。

「・・何だったらクローゼットの中に隠れているか?」

レンは頷くと慌ててクローゼットの中に隠れる。

ーーーーーーーーーーー

 

「ああ、コリン!」

「良かった・・・本当に良かった・・。」

コリンの姿を見て心底安心した様子のハロルド夫妻。

遅れて入ってきたエリィ達のほうに向き直り、ハロルドは礼を述べる。

 

「ーー 皆さん、本当にありがとうございました。」

「何とお礼を言ったらいいか・・このご恩は決して忘れません・・!」

深々と頭を下げるハロルド。

 

ソフィアもまた礼を述べ、深々と頭を下げ、泣き出してしまう。

依頼を受けた時もそうであったが、迷子の捜索にしては異常な心配のしようだ。

やはり何か事情があるのだろう・・・。

 

すると話し声で気が付いたのだろうか、眠っていたコリンが目を覚ました。

「あれぇ・・・?」

「どうしてパパとママがいるの?」

 

「ああ、コリン!」

「ダメだぞ・・?ママ達に心配かけたら・・。」

 

「???」

コリンはハロルド達がコリンがいなくなって心配していたことを幼いがゆえに分かっていないようだ。

無邪気に今日あったことを話し出す。

 

「あのね、あのね~!とってもたのしかったの~!」

みっしぃの車を追いかけたこと、旧市街でトモダチができたこと、運搬車に乗り込んだこと、そして外に出て蝶々を追いかけたこと・・・そして・・

「あれぇ? スミレ色のお姉ちゃんは~?」

 

「スミレ色の、おねえちゃん・・?」

事情を知らないハロルド達がコリンに尋ねる。

 

「うん、とってもつよかったのー!」

「やさしくって、いいにおいがして・・パパと同じスミレ色のかみをしてたんだよ~!?」

 

「え・・・」

「あの、その娘さんというのは!?」

ハロルドはロイド達の方を振り返り尋ねてくる。

 

「その・・・コリン君を探すのを手伝ってくれた女の子なんです。」

「外国の旅行者みたいで・・ちょっと身元は分からないんですが・・。」

 

「そ、そうだったんですか・・・。」

「・・・そんな事って・・・。」

 

「おねえちゃん・・・また会いたいなぁ・・・そしたら・・もう一度遊んで・・。」

コリンはよほど疲れていたのか、また眠ってしまった。

 

「良かったらそのまま寝かせてあげてください。こちらは大丈夫ですから。」

「ありがとうございます。本当に何から何まで・・・。」

「しかし、私と同じ髪の娘さんか・・」

「これも女神とあの子のお導きかもしれないな・・・」

 

「ええ・・・私もそう思います。」

ハロルドの言葉にソフィアも同意を示す。

 

「その・・・何か事情がおありのようですね?」

 

「ああ・・いえ・・。」

「・・あなた、私は大丈夫です。」

「ここまでして頂いたのですから少しは事情をお話ししないと・・。」

「・・・そうだな。」

ソフィアの言葉にハロルドも事情を話す気になったようだ。

 

「ーー 私たち夫婦にはかつて1人の娘がいました。もう7年以上前のことです。」

終わりに

はい。

今回もロイド節炸裂の回でした。

ということで次回はレンファン必見のハロルド夫妻の真実が語られます。

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