零の軌跡改 プレイ日記「第44話:みっしぃのストラップ」

第44話 プレイ感想日記「みっしぃのストラップ」

前回のあらすじ:

記念祭3日目 ーー

ヨナから特務支援課へ出された依頼は、天才ハッカーヨナを苦しませるほどの凄腕《仔猫》の正体を掴みたいというものだった。

 

<本記事にはネタバレが含まれます。ご注意ください。>

本編

ジオフロントA区画 ーー

 

初日に支援課が潜ったところよりも更に奥に目的の端末室はあった。

 

多数の魔獣を退けながら、ようやくロイドとティオの2人はたどり着いたのだった。

「この端末が・・」

 

「第3制御端末ですね。」

「こことヨナの端末2カ所からハッキングを仕掛ける段取りです。」

早速端末を起動し、ヨナに連絡をとる。

 

「ヨナ、こちらの準備は完了です。あとの段取りは?」

 

「ああ、こっちはとっくに囮になるべく動き回っている。」

「《仔猫》が現れたら連絡するから対応してくれ。」

 

「了解しました。それまで待機します。」

あとは《仔猫》が現れるまでひたすら待機だ。

・・・・・・・

 

 

待っている間話題に事欠いたロイドは、ふとティオのエニグマにキャラクターのストラップがついてることに気づいた。

クロスベルのテーマーパークで人気のキャラクター《みっしぃ》のストラップだ。

「随分、気に入ったんだな。そんなストラップまで付けて。」

 

「ええ・・・そうかもしれませんね。わたしはあまり物には執着しない性質ですけど・・」

「不思議とこれだけはずっと持ち続けていますね。」

 

「? ここに来てから買ったものじゃないのか?」

 

「これは貰ったものです。」

「5年前くらいに、ガイさんから。」

 

「!?」

ロイドの兄、捜査官だった故ガイ・バニングスから貰ったものだという。

 

「ティオって兄貴と面識があったのか!?」

 

「はい。」

「わたしが9歳の時、レミフェリアにある実家まで送って貰ったときのことです。」

 

「ティオの出身はそこなのか。」

 

「はい。といっても、あまり思い入れがある故郷ではありませんが・・」

「もうほとんど捨ててしまった場所ですし。」

 

「その、ティオのご両親は?」

 

「元気だと思いますよ・・?」

「3年前に家を出てからほとんど連絡を取ってませんけど。」

 

「・・・・・・・」

 

「ーー ある事情でわたしは5歳くらいの時から行方不明の身の上でした。」

「ガイさんに保護され、半年ほど入院した後に実家まで送ってもらったんです。」

 

「そう、だったのか・・。」

「でも、どうしてまた家を出たんだ?」

 

「ふふ・・」

ティオは体を動かし、ロイドの方に向き直した。

「ロイドさん。」

「わたしが普通の人間と少し違うのは分かりますよね?」

 

「!? 違うなんて!」

 

「事実ですから。」

「外界の事象に関して、わたしは普通の人間の数倍の感応力を持っています。」

 

普通の人には聞き取れないかすかな音、見えない導力波の流れ、感じられない属性の気配 ーー

そして・・・人の感情や心のゆらぎまで。

 

「日曜学校に通っていてもわたしは一人ぼっちでした。」

周りの子供達とは違ったものを見て、感じて、そして見えない悪意や好奇心を感じとってしまう。

 

そんなティオを両親は愛そうとしてくれたが、やはり限界があった・・。

そして、次第に張り詰めていく家の空気に、ティオは感じてしまった・・・。

 

ーー ああ、帰ってこなければよかった、と ーー

 

「気づいたら、わたしは列車に乗っていました。」

「クロスベルに向かう列車に。」

 

「そうか・・・、ティオは兄貴に会いに来たんだな。」

 

「そうかもしれません。」

「そのストラップをプレゼントしてくれた時にガイさんが言ったんです。」

「『安心しろ。きっとお前は幸せになれる。もしそうならなかったら、いつでも俺を呼んでくれ。お前を不幸にする原因を一緒にぶっ飛ばしてやるからよ。』って。」

 

「はは、いかにも兄貴が言いそうな言葉だけど・・でも・・ちょうどその頃に兄貴は・・。」

 ティオはうなずく。

 

「ーー 途方に暮れていたわたしはエプスタイン財団の人と知り合って、その感応力の高さを見込まれ、魔導杖の開発チームにスカウトされました。」

そしてレマン自治州の研究所で3年過ごし、3ヶ月前再びクロスベルに戻ってきたのだ。

 

「・・・ティオ・・・」

ロイドはティオに近づき、そっと頭に手をおく。

「・・ゴメンな。突然いなくなっちまうようなバカ兄貴で。」

 

「・・・ロイドさん・・・」

 

すると突然エニグマから呼び出しがある ーー

「《仔猫》が現れた!!」

 

ヨナからの連絡だ。

遂に《仔猫》が現れたらしい。

「追い込んでいくから、サポートしてくれ!」

 

「分かりました。」

「ティオ、無茶だけはするなよ?」

高見の見物をするしかないロイドは端末から少し離れ、行く末を見守る。

 

「心配ご無用です。」

ティオが頭につけたデバイスが赤く輝く ーー

 

終わりに

はい。

語られたティオの過去。

 

これはボイス付きで聞くとすごいグッとくるものがあります。

特にティオが両親が愛そうとしてくれたけど、限界があったと言うところ・・

わずかに苦しそうな、悲しそうな声になるんですよね。

ぜひとも本編で注目していただきたいところです。

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