零の軌跡改 プレイ日記「第32話」

第32話「依頼」

前回のあらすじ:

ロイドの言葉により、気持ちを取り戻したエリィ。

特務支援課はもう一度脅迫状事件へと挑む。

 

<本記事にはネタバレが含まれます。ご注意ください。>

ーーーーーーーーーーーー

 

ーー ロイドとエリィが屋上で会話していた同時刻 ーー

港湾区にある黒月貿易公司では、支社長ツァオが週の報告を聞いているところだった。

「 ーー 以上が今週の成果です。」

「連中が導入してきた《軍用犬》がいささか厄介ですが、《銀》殿がいれば戦力面での不足は補えるのではないかと・・。」

 

「ふむ。分かりました。」

ツァオは人員の増員などいくつか指示を出し、部下を退室させた。

 

「・・ふう。困りましたね。」

「《銀》殿がもう少し協力的だと助かるんですが。」

 

 

「契約分はきちんと働いているつもりだがな。」

 

ツァオしかいないはずの室内に何者かの声が響く。

そして、空間が歪んだと同時に、その者は現れた。

黒衣と仮面を身に纏った伝説の凶手が。

 

「おお・・いらしてたんですか。いやはや失言でしたね。」

「フン・・わざと聞かせたのだろう?」

「相変わらず食えない男だ。」

 

「いやいや、貴方ほどでは。」

「ところで今宵はどのようなご用件で?」

「軍用犬への対処をする気になっていただけましたか?」

 

「あの程度、お前の部下どもで何とかできるだろう。」

「私が相手するのはガルシアを始めとするルバーチェの主力のみ・・」

「そういう契約だったはずだ。」

 

「やれやれ、つれないですねぇ。」

「何やら《アルカンシェル》に拘ってらっしゃるようですが・・」

「ここの警察はなかなかに優秀だ。こちらへの面倒事は困りますよ?」

 

「クク、心配は無用だ。」

「それよりも・・《特務支援課》、どう感じた?」

 

「ふむ・・用件というのは彼らについてでしたか。」

「そうですね。興味深い若者達でしたよ。」

ロイド、エリィ、ティオ、ランディ、それぞれから感じたことを述べるツァオ。

 

「ふむ。なるほどな。」

 

「しかし・・・どうしてまた彼らに興味を?」

 

「なに・・・少々試したくなってな。」

「この《銀》の依頼を託すのにふさわしい相手であるのか。」

ーーーーーーー

 

 

ーー 翌朝 ーー

特務支援課ビルでは、脅迫状事件についてミーティングが行われていた。

「ーー でも、それはおかしいわ。」

「今回、一課が出てきたのはあくまでも結果でしかない。」

「リーシャさんが気を利かせて私たちに頼まなかったら、表に出なかったわけなんだし。」

 

「うーーん、確かに。」

「となると、一課の目を欺く陽動って線はないか・・。」

 

「・・・・・・」

 

「ティオ、ランディ?」

「どうしたの? 狐につままれたような顔をして。」

 

先ほどから議論しているのは、ロイドとエリィだけで、ティオとランデイは黙ったままだった。

 

「いや・・だってなぁ・」

「エリィさん、今日はすごく元気ですね?」

 

「あ・・うん。」

「ごめんなさい。昨日はどうかしていたわ。」

「でも、もう大丈夫。足手まといにはならないから。」

 

「だからエリィ、足手まといなんて言うなって。」

「今だってほら、エリィがいると推理もはかどって助かってるし。」

 

「そ、そうかしら。」

 

「・・・・・・」

 

「・・怪しい。」

「・・あやしいです。」

 

「えっ・・?」

 

「そういや・・昨日の夜、屋上から話し声が聞こえたな。」

「ひょっとして・・・」

 

「なるほど・・おめでとうございます。ロイドさん、エリィさん。」

 

「い、いや。別にお祝いを言われるような事はしてないぞ?」

 

「そうよ。ただ、ちょっと色々話したっていうだけで・・」

 

「なるほど。色々ねぇ・・」

「ヒュー、ヒュー。」

「い い か げ ん に し な さ い 」

 

「はい・・」

そんなこんなで、無事に元気を取り戻したエリィと共に捜査方針を考えるロイド達。

とはいえ、《銀》に捜査一課とは別のアプローチで迫ってみるとはいうものの切り口が多くて逆に迷ってしまう。

せめて、もう少し狭められないと ーー

 

皆が頭を悩ませる中、ティオは警察のデータベースをもう少し調べてみるという。

「おや、珍しいですね。導力メールが届いているみたいです。」

 

クロスベルでは端末が普及し出したばかり。

キーボードを使える人もまだ少ないため、滅多に導力メールなど届く事はないのだが・・。

誰からだろうか?

 

早速開封してみると、それは意外な人物からのメールだった。

ーー《銀》より支援要請あり。

試練を乗り越え、我が元へ参ぜよ。

さすれば汝らに使命を授けん。ーー

 

「こ、これは・・!」

「おいおい、何のイタズラだ、こりゃ!?」

「ティオちゃん。このメールはどこから!?」

 

「警察本部ではありません。」

「クロスベル国際銀行 ーー  IBCからです。」

ーーーーーー

 

はい。

遂に銀が登場し、ロイド達にも新たな動きがありました。

それではまた次回お楽しみに。

コメント

タイトルとURLをコピーしました