零の軌跡改 プレイ日記「第21話」

第21話「真実はいつもひとつ」

 

前回のあらすじ:

神狼と思われる狼が語った「最後の欠片」とは?

そしてマインツに現れたルバーチェと事件の関係とは?

 

<本記事にはネタバレが含まれます。ご注意ください。>

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マインツを訪れたその晩 ーー

ロイドの提案により、今日はマインツへ泊まっていくことにしたロイド達。

客室で『狼型魔獣の事件』を整理する。

「ーー さて、状況の整理を始めよう。」

 

「今回の魔獣被害には、最初の警備隊の調書にもいくつか不明点があった。」

「俺たちの調査でいくつか明らかになった不明点もあるけど、本来なら判明しているはずのある情報がまだ判っていないんだ。」

 

「判明しているはずの情報・・?」

 

「そう、一連の調査で本来判明しているはずの情報。」

「それは、魔獣の目的だと思う。」

 

病院や鉱山町で、人を襲ったことから飢えて起こした被害でないことは明らかだ。

また、病院への侵入ルートにしても、必要以上に危害を加えなかったことを考えても、魔獣の気まぐれとは考えにくい。

 

「こんな場合、人は大抵、一つの《枠組み》に囚われている場合が多いんだ。」

「黒い狼達の各地の襲撃、そこに納得のいく目的を見出せる別の《枠組み》を考えるべきだろう。」

 

「別の《枠組み》・・・ですか。」

 

「およそ犯罪事件と呼べるものは、『犯人』『目的』『手段』『結果』があるものだけど。」

「そのうちの幾つかがズレていると考えたらどうだろう?」

犯人: 黒い狼達

目的: ?

手段: 狼の身体能力

結果: 各地の襲撃

普通に考えれば、おおよそこんなところだろう。

 

しかし ーー

「こう考えてみたらどうだろう?」

犯人: ?

目的: 狼の身体能力

手段: 黒い狼達

結果: 各地の襲撃

 

「これは・・。」

 

「仮にこうした場合・・、犯人は別にいて、目的は狼の身体能力になる・・。」

 

「おいおい、完全に見方が変わったな。」

「って事は、狼どもの背後に人間がいる可能性があるわけか。」

 

「魔獣を操ることができるなら、そう考えるのがむしろ自然だろう。」

「問題は複数の魔獣をコントロールする方法だけど、これはある人物の証言から推測できる。」

 

「ある人物の証言・・?」

そう、シズクの証言にあった『キーン』というかすれた音。

 

「いわゆる犬笛だな。」

「今でも軍用犬なんかを笛で操る技術は残っているぜ。」

警備隊経験のあるランディが補足する。

「まあ、まともな正規軍よりは猟兵どもがよく使うんだが。」

 

「・・・なるほど。かなり輪郭が見えてきたかも・・。」

「そうなると魔獣を連れて移動する手段が必要になってくるわね。」

 

!?

 

「・・もしかして。」

「ああ・・。」

「ルバーチェ商会の運搬車だ。」

病院への侵入も運搬車の上を魔獣に行かせれば、たやすいだろう。

その証拠に、襲撃があった日にルバーチェの運搬車が病院の駐車場へ来ていたらしい。

備品を売りつけにきたという名目で・・・。

 

「・・・・・繋がりましたね、色々と。」

「目的は七耀石の取引の独占 ーー」

「いえ、むしろそれはオマケね?」

 

「ああ、たぶんね。」

ルバーチェが力をいれているのは、黒月への対抗戦力を手に入れる事。

そのための戦力として、狼を使うつもりだとしたら ーー

 

「暴れるだけの魔獣は戦力としては使えない。」

「だから、十分コントロールできるかを実際にテストする必要があった・・。」

「それが各地で起きていた被害の真相だったってわけか!?」

 

「ああ・・・間違いない。」

 

「それで・・彼らはこれ以上続けると思う?」

 

「魔獣のテストとしては十分だろう。」

「ただ・・どうやら動いている連中は余計な色気を出したみたいだ。」

 

「七耀石の独占取引ですね。」

「すると・・・最後にもう一度動くと?」

ルバーチェの態度を見るともう一度動く可能性はかなり高いだろう。

そして、明日になれば、町長が遊撃士に連絡する可能性がある。

 

つまり ーー

「最後の脅しがあるとしたら、今夜以外にありえないだろう。」

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夜も更けた深夜。

鉱山で1日働いた坑夫たちは、町の酒場で酒を飲むのが日課になっていた。

 

この日も夜遅くまで飲んでいた坑夫が2人、人気のなくなった町を帰路についていた。

するとーー

 

「グルルルル・・」

 

「?・・なんだ?」

闇夜に黒い影が見えたかと思ったら、外灯の明かりに照らされてそいつらは姿を見せた。

 

今にも坑夫たちに襲い掛かろうとする狼たち。

 

「ーー アンタら! できれば目を塞いでな!」

 

ランディの声とともに、周囲に閃光が走る。

 

怯んだ狼たちの隙をつき、すかさずロイドたちは取り囲む。

坑夫たちを逃し、狼たちを制圧するロイドたち。

 

散々やられた狼たちは、さすがに分が悪いとみたのか、一目散に逃げて行く。

 

「このまま追いかけるぞ!」

「逃げていった先にマフィアたちがいるはずだ!」

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町から少し離れたところに控えていたマフィアの元へ逃げてきた狼たち。

 

「な、なんだ・・?」

「なんでこんな早く戻ってくるんだ・・?」

 

 

「ーー そこまでだ。」

「クロスベル特務支援課のものだ。」

「器物破損、および障害の容疑であなた方を拘束させてもらいます。」

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はい。

今回もルバーチェが裏で糸を引いていましたね。

次回はルバーチェとの対決です。

お楽しみに。

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