零の軌跡改 プレイ日記「第19話」

第19話「山道と工房と天使と」

前回のあらすじ:

ウルスラ医科大学で魔獣の侵入経路をあきらかにしたロイド達。

次は最後の被害があった鉱山町マインツだ。

 

<本記事にはネタバレが含まれます。ご注意ください。>

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ーー ピリリリリッ ーーー

 

ウルスラ医科大学での調査を終えた翌朝。

 

眠りから覚めたロイドのもとに、エニグマが着信を知らせた。

 

「はい、ロイドです。」

「おう、起きてたか。」

特務支援課、課長のセルゲイからだ。

 

「とっとと、支度して課長室まで来い。お前達に客人だ。」

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客人とは、警備隊のソーニャ副司令だった。

どうやら、調査状況を聞きにきたらしい。

 

「それは構いませんが、ずいぶん急な話ですね?」

「まだ、鉱山町方面の調査が終わっていませんが?」

 

「悪いわね。急かすつもりではなかったんだけど・・・。」

「こちらの状況が少し変わってしまったのよ。」

 

「状況が変わった・・?」

 

なんと3日前に被害のあったばかりの鉱山町から、警備隊は撤退するというのだ。

警備隊司令からのお達しらしい。

 

警備隊司令は、帝国議員の腰巾着。

ロクに仕事もせず、接待ばかりしているような人だ。

 

その司令が3週間に渡って魔獣の正体を掴めなかったこと、

そして被害が広範囲なものの、それほど深刻ではなかったこと。

この2点を理由に、無駄なことは止めろとストップをかけたと言うのだ。

 

この現状を打開できるとしたら、ロイド達の調査次第。ワラにもすがる思いで来たと言うソーニャ。

「そういうことでしたか。」

「それでは、調書と合わせて説明させていただきます。」

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「・・・ふむ。なるほどな。」

「どうだ、ソーニャ? うちの小僧どもの手際は?」

 

「期待以上ね。」

「『神狼』の言い伝えに、病院屋上に現れたルート。」

 

「うん、決めたわ。あなた達に引き続き鉱山町方面の調査を依頼するわ。」

「この様子だと思いもよらぬ新事実が見えてくるかもしれない。」

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昨日までの調査がソーニャに満足してもらえたようで、残りの鉱山町の調査でもぜひとも成果を上げたいところ。

 

「あ・・。」

マインツ方面の街道へ出たところで、ティオが何かに気づいたような声を上げた。

「ティオ、どうした?」

狼の遠吠えのような声がしたというティオ。

 

「少し静かにしていてください。センサーの感度を上げます。」

 

!?

 

今度は、ロイド達の耳にもはっきりと聞こえる。狼の遠吠えが!

 

「マインツ方面・・・北北西に40セルジュといったところでしょうか。」

 

ティオのサーチにより、山道の途中から遠吠えは聞こえてきているようだ。

そして、どこか語りかけてくるような意思を感じるという。

 

一体ロイド達に何を伝えようというのか。

真相を確かめるために、山道を行くことに。

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しばらく道なりに進んでいると、山道の分岐点に差し掛かった。

遠吠えはこのあたりから聞こえたはずだが、狼型魔獣の姿は見られない。

 

「もしかしたら移動したのかもしれないわね。」

「あら?」

 

分岐点の片方はマインツ方面へ向かう道だが、もう一方は地図にも載っていないルートだ。

もしかしたら、狼型魔獣はそちらに向かったかもしれない。

マインツへ向かう前に調べることに。

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道の先をいくと突き当たりの大きな屋敷にたどり着いた。

 

ーー ローゼンベルク工房 ーー

クロスベルでは有名な、精巧なアンティーク人形を作る職人の工房らしい。

 

話をきかせてもらおうか、そんな話をしていると ーー。

 

 

「おじいさんなら留守よ。」

「え・・・」

振り返ると山道には似つかわしくない、桃色がかったスミレ色の髪の女の子が立っていた。

 

「うふふ、こんにちは。この工房に何の用かしら?」

少女は物怖じすることなく、ロイド達に話しかけてくる。

 

「この辺りに狼の姿をした魔獣が現れるようなんだけど、おじいさんから聞いたことはないかな?」

 

「ううん、ないわ。でも、さっき遠くから遠吠えみたいな声が聞こえたけど。」

「それのことかしら?」

 

「ああ、おじいさんは留守って言ってたね。工房に他の人はいないのかい?」

「ええ、そうよ。」

 

どうやら人形職人のおじいさんは、夕方まで外出しているようだ。

少女も狼型魔獣のことは聞いたことないようだし、この辺りに潜んでいるわけではないのかもしれない。

 

少女に魔獣が出るからおじいさんが戻るまで工房の中にいるようにと言うロイド。

 

すると- 

「うふふ、お兄さん達についていくのも面白そうね。」

「だって、その狼さんと鬼ごっこしているんでしょう?」

「それとも、かくれんぼかしら? とっても楽しそうだわ。」

とんでもないことを言い出す少女。

 

「えっと・・何があるから連れて行けないんだ。家の中にいてくれないかな?」

「もう・・つまらないわ。」

「『彼』が直っていれば、退屈も紛れるのに。」

そんなふうに少しふてくされる少女。

 

「まあいいわ。そういえばまだ名乗っていなかったわね。」

「レンって呼んでちょうだい。」

 

「うふふ、狼さんはとても賢いみたい。」

「遊んでみたいけど、レンはもう大人だから、ワガママは言わないわ。」

「それじゃあ、頑張ってね。支援課のお兄さん達。」

そう言って工房へ帰って行くレン。

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「なかなかユニークなお嬢さんでしたね。」

「しかし、まぁ随分ませたガキだったな。」

 

精巧で高価なアンティーク人形を作るローゼンベルク工房とレンという少女。

最後に彼女は『支援課』と言った。

警察としか名乗っていないロイド達のことを彼女は最初から知っていたということになる。

一体何者なのか。

 

疑問は残るものの、今は狼型魔獣の件だ。

改めてマインツ方面へ向かう。

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はい。

最後にレンが登場しました。

ロイド達は知りませんが、レンも空の軌跡に登場したキャラです。

物語にレンはどう絡んでくるのか、次回をお楽しみに。

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