零の軌跡改 プレイ日記「第11話」

英雄伝説 零の軌跡:改_20200509150202

第11話 「容疑者」

前回のあらすじ:

サーベルヴァイパーのヴァルドの猛攻を凌ぎ、情報を聞き出すことに成功したロイド達。

1晩に2組のグループに起きた不可解な襲撃事件。

欠けたピースのかけらを求めて、ロイド達はグレイスの話を聞くことにした。

 

本記事にはネタバレが含まれます。ご注意ください。

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グレイスとの待ち合わせは、東通りにある『龍老飯店』。

中華料理店を思わせる店内で、宿泊もできる人気店だ。

 

その一角にグレイスは座っていた。

「うふふん♪ やっぱり来てくれたわね。」

来ることが分かっていたと言わんばかりにニヤリと笑うグレイス。

 

「さあ、座って、座って♪ お姉さんが奢ってあげるから。」

あくまでも『情報交換と酒は無し』という条件で話を聞くことにしたロイド達。

・・・・・・・

 

「まず前提として、あなた達は『ルバーチェ』って知ってる?」

 

!?

 

クロスベルに住む者なら誰でも耳にしたことがある名前。

表向きは認可された法人組織・・。

 

しかし ーー その実態は、クロスベルの裏社会を牛耳ってきた『マフィア』だ。

 

ここでその名前が出てくるとは・・。

 

グレイスが言うには、ルバーチェの構成員が最近妙な動きをしているというのだ。

半月前には深夜に旧市街を人目を避けるように変装した構成員が徘徊していたらしい。

 

「匂う・・、匂うな・」

「ああ・・、プンプンする・・。」

 

しかし、マフィアがなぜ不良を襲う必要があったのか・・。

グレイスが調べた限り、マフィアと不良達の間でイザコザは無かったようだ。

それに、プロのマフィアがアマチュアの不良達を本気で相手にするとは思えない・・。

・・・・・・・・・・

 

「ふふ、あたしとしたことがサービスしすぎちゃったかな?」

席を立ち、荷物をまとめるグレイス。

 

「他の取材があるからこれで失礼するわ。」

「まあ、せいぜい頑張っていい記事を書かせて頂戴。」

「まったね~~♪」と店を後にするグレイス。

 

あっという間のことだったが、マフィアの話が聞けたことは大きな収穫だった。

 

しかし、マフィアの『ルバーチェ』が絡むとなると事は簡単ではない。

一度セルゲイの判断を仰ぐことにしたロイド達。

支援課ビルへ戻ることに。

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執務室で煙草を蒸していたセルゲイに事のあらましを話すロイド。

「なるほどな・・。」

 

すこし考え、セルゲイが出した判断は・・。

 

「この件に関してはお前達に全て任せた。」

 

!?

 

セルゲイが言うには、ルバーチェが絡む以上、まともな上司として判断するならば、いますぐ捜査を止めろと言わざるを得ない。

それだけルバーチェが絡むのはシビアな問題なのだ。

 

なぜなら、ルバーチェが裏で暗躍できるのは、クロスベル自治州の議員と繋がっているからに他ならない。

下手に動けば、警察上層部に簡単に圧力をかけられるだろう。

 

しかし ーー

「俺が止めろと言って、お前らは納得できるのか?」

「それは・・。」

「もし、引く気がないなら・・・、せめていいアドバイザーを紹介してやろう。」

 

セルゲイは一枚の名刺を取り出した。

 

ーー『グリムウッド法律事務所』ーー

 

企業や貿易商社の法律相談に乗っている弁護士で、市民の相談にも乗ってくれる先生がいるのだ。

その先生なら、警察でもまだ掴んでいないマフィアの情報も持っているかもしれないという。

 

マフィアが絡んでいようが、ここで引くわけにはいかないと考えるロイド達は、グリムウッド法律事務所を訪ねることにした。

 

さらなる情報を求めて ーー 。

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西通りの中央通りから少し入ったところに、目的の建物はあった・・。

『グリムウッド法律事務所』

 

早速中に入るロイド達。

 

「おや? グリムウッド法律事務所へようこそ。」

「今日は何か相談事でも?」

 

逞しい口髭をたたえた熊ヒゲ先生ことグリムウッド法律事務所の弁護士『イアン』が迎えてくれた。

 

「おや・・?よく見たらどこかで見た顔だな・・?」

「このあたりに住んでいた子じゃないかね?」

 

「ええ、改めまして、ロイド・バニングスです。」

 

「・・バニングス。」

 

「もしかして、ガイ・バニングスの弟さんか?」

 

「ええ・・、兄のこともご存知でしたか?」

「ご存知も何も・・・。」

「・・・・・・・・・。」

 

「どうやら事情があって来たようだね。立ち話もなんだ。座って話そうじゃないか。」

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自分たちがセルゲイが設立した特務支援課であること。

ルバーチェについて聞きにきたことを話すロイド。

 

どうやらガイも生前、同じように何度もイアンの元へ相談に来ていたらしい。

イアン曰く、優秀な捜査官だったガイに逆に何度も助けられたとのことだ。

それだけに、

 

「・・彼の殉職は本当に残念だった・・。」

「私も個人的に調べてみたことがあったが、手ががりすら見つからなくてね・・。」

「そう・・ですか・・。」

 

「いえ・・、今は兄のことはいいんです。ルバーチェについて、何かご存知のことはありませんか?」

「・・ふむ。ルバーチェか・・。」

 

ルバーチェを取り巻く、黒い噂は数ある。

ーー 帝国と共和国にまたがる密貿易。

ーー 盗品売買にミラ・ロンダリング。

ーー 猟兵団の斡旋から武器の密売。

そのどれもがクロスベルの特殊性を利用したものだ。

 

帝国と共和国の共有自治州であるクロスベルには、帝国派と共和国派の議員がほとんど。

彼らの利権とズブズブの関係を持つマフィアは、取り締る法案が出ようとも癒着した議員がたちまち潰してしまう。

そうして、裏社会で絶大な力をつけていったのだ。

 

ところが・・

「ここ最近少し風向きが変わってきてね。」

「どうやら対抗勢力が現れたらしいんだ。」

 

対抗勢力の名は『黒月 – ヘイユエ』。

 

カルバート共和国の東方人街に一大勢力を誇るシンジケート。

 

その黒月がこのクロスベルへ進出してきたというのだ。

既に港湾区に『黒月貿易公司』という名の拠点まで待っているらしい。

表向きはまだ抗争は始まっていないものの、近いうち暗闘が始まるかもしれない・・。

 

「・・・・・・・・・・。」

「・・先生、ありがとうございました。」

「おかげで解決の糸口が見えた気がします。」

 

「・・そうか、それは何よりだ。」

「君たちならいつでも歓迎する。何かあったらいつでも訪ねて来てくれたまえ。」

 

礼を言い、グリムウッド法律事務所を後にするロイド達。

考えをまとめるため、一行は特務支援課のビルへ戻るのだった・・。

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はい。

事件の黒幕と思われるルバーチェの登場。

そして、黒月の進出がどう関係するのか。

次回は解決編です。お楽しみに。

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