零の軌跡改 プレイ日記「第102話:ヨアヒム・ギュンター」

第102話 プレイ感想日記「ヨアヒム・ギュンター」

前回のあらすじ:

魔人アーネスト、そしてガルシア・・

2人を退けたロイドたち。

残るはヨアヒムのみだ。

  

<本記事にはネタバレが含まれます。ご注意ください。>

本編

ガルシアと戦った橋を抜けるとそこは湖の広がる広間へと繋がっていた。

   

そしてその奥には ー

  

大きな球体が置かれていた。

  

ヨアヒムが残したファイルにキーアが写っていた場所だ。

どうやらあの写真はここで撮られたものらしい。

  

かつてキーアの記憶を戻そうとした時にキーアはこう言っていた。

  

ーー なんかね、暗くてでっかい場所がアタマの中に浮かんできた。

   上の方がぼんやり光っててキレイだけど、ちょっとコワイ感じ ーー

  

「・・そうか・・あれはこの場所のことだったのか。」

ロイドはあの時のことを思い出しながらそう呟く。

  

「フフ・・その通りさ。」

  

ロイドの言葉に応えるものがいた。

  

「ヨアヒム・ギュンター・・」

  

ヨアヒムは階段を降りながら、ゆっくりとロイドたちに近づいてくる。

  

「ーー ようこそ。我らの起源にして聖地へ。」

「特務支援課の諸君、そして遊撃士協会のお客人・・」

「歓迎させてもらうよ。」

  

支援課とエステルたち遊撃士を前にしても随分と余裕な様子のヨアヒム。

退けられるという自信があるようだ。

  

「・・・・・・・・・」

「ーー ヨアヒム・ギュンター。単刀直入に行かせてもらう。」

「《グノーシス》を投与して操っている人々を今すぐ解放しろ。」

  

「ああ、別に構わないよ。」

  

意外にもヨアヒムはあっさり受け入れる。

  

「え・・」

  

「IBCビルでも言っただろう。」

「ーー キーア様を引き渡せばいくらでも手を引こうと。」

「ふ、ふざけるな・・ッ!」

「まだそんな世迷言を・・!」

  

「やれやれ・・これでは話にならないな。」

「そもそもキーア様は我らが教団の崇める御子 ーー」

「それを返せと言うのがどうして理不尽なんだい?」

  

「自分たちが6年前、どんなことをやったと思っている!」

「そんな連中にキーアを引き渡せるわけがないだろうが!」

  

それよりもキーアの素性を話せとロイドたちは要求する。

身元は分かっているはずだと。

  

「クク・・なるほど。」

「君たちはまだ、キーア様がこの時代の生まれだと思っているのか。」

  

「こ、この時代・・!?」

   

「フフ・・いいだろう。」

「君たちには特別に教えてあげよう。」

  

ヨアヒムによるとキーアはつい一月前まで眠っていたという。

祭壇に置かれた球体の中で、500年以上にも渡る長き時を ー。

  

「!!!」

「なっ・・!!」

  

あまりの驚きにロイドたちは言葉が出ない。

しかし、ヨアヒムは驚くことではないと言う。

  

現代の技術では不可能でも、かつてこの地にあった錬金術士たちの技術 ーー

500年前にアーティファクトを研究していた彼らの技術ならば可能だと言うのだ。

そして、その技術によりキーアは500年以上も眠っていた。

教団の中にももはやキーアの素性を知っている者はいないと言う。

   

「・・そんな・・。」

  

取り戻せると思っていたキーアの記憶・・

それはもう叶わないのかもしれない。

  

「フフ・・何を哀しむことがあるんだい?」

「キーア様に過去など不要・・」

「なぜなら彼女はこれより、真の《神》になるのだから ーー !」

  

「なっ・・」

「か、神って・・!?」

   

「ハハハ、文字通りの意味さ!」

「君たちはいいかげん気づくべきなんだよ!」

「《空の女神(エイドス)》!? そんなものが何処にいる!?」

「全ては七耀協会のまやかしだと何故気付かない!?」

  

「しょ、正気かよ・・!?」

「め、女神の存在を疑う人がいるなんて・・」

  

「クク、だがそれが我が《D∴G教団》の説く真理だ。」

「よく誤解されるのだが・・我々は別に、悪魔を崇拝しているわけではない。」

「ただ、女神という概念を否定するために好都合だから概念的に利用しているに過ぎない。」

  

「ふ、ふざけないで・・!」

ティオは黙っていられなかった。

  

「だったらどうしてあんな酷いことを・・!」

「・・みんな・・みんな泣き叫んでいた・・!」

「悪魔なんて崇拝してもいないのに・・どうしてそんな・・!」

  

絞り出すようにティオは訴えかける。

  

「クク・・ティオ・プラトー、君の名前は覚えているよ。」

「いやはや、まさかこんな形で検体本人に会うことになるとはね。」

  

ヨアヒムに悪びれる様子はなかった。

  

「・・丁度いい。改めて話してもらおうか・・」

「大陸各地でのロッジで行っていた数々の非道な儀式の目的を・・!」

「おや、まだ分からないのかね?」

「全ては《グノーシス》の完成度を高めるための儀式だったのさ。」

「人が極限状態の時に示す概念の強さや潜在能力の開花・・」

「それが《グノーシス》の完成度を高める格好のデータだったわけだ。」

  

ちなみに子供が多かったのは思春期を迎える純粋な子供の方がデータの精度が高まるからだと平然と言ってのける。

  

   

もはや聞くべきことは全て聞いた。

これ以上語らうことはないだろう。

  

「ーー 《D∴G教団》幹部司祭、ヨアヒム・ギュンター。」

「自治州法に基づき、障害、騒乱、不法占拠、薬物使用、虐待など数多の容疑で逮捕する・・!」

  

「フフ、いいだろう。」

「僕と君たちのどちらが目的を達せられるのか・・」

「ここは一つ、賭けをしようじゃないか。」

  

そう言うとヨアヒムは手を天に掲げ、杖を呼び出す。

そして同時に髪の色が真っ白に変わる。

「フフ、僕の髪はこちらの方が地の色でね・・」

  

グノーシスを自身に投与し続けたが故に、あの青い髪になったのだと言う。

さらにその影響なのか、ここ数年全く睡眠もとっていないらしい。

睡眠を取らなくても活動できるからこそ、病院の仕事をこなしながらグノーシスの研究も続けられたという。

  

ヨアヒムは杖を構え、中世の人形兵器を呼び出す。

  

そして ー

「さて、そろそろ幕切れとさせてもらうよ。」

「多分、今日という日は記念すべき一日になるだろう・・」

「キーア様が《神》となって我らの悲願が達せられる日にね!」

  

「痴れ言を・・!」

「あなたなんかに・・絶対に負けない・・!」

  

   

終わりに

はい。

いよいよラストバトルヨアヒム戦です。

完結まであと5話。

どうぞ最後までお付き合いください。

  

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