Ghost of Tsushima プレイ日記「第53話:やさしさ」

第53話 プレイ感想日記「やさしさ」

前回のあらすじ:

典雄、ご乱心。

  

<本記事にはネタバレが含まれます。ご注意ください。>

本編

  

典雄と共に杉寺を取り返した仁。

次は一族を殺した者の復讐に燃える政子の元に来ていた。

「仁。」

  

「お邪魔でしたか。」

  

「構わぬ。」

  

「お祈りを?」

  

「我が先祖にな。」

「これからする所業の許しを乞うておった。」

  

「ご先祖は何と?」

  

「声が聞こえぬ。」

  

「ご先祖にはできぬお務めゆえ、あえて黙っておいでなのでしょう。」

  

政子は一呼吸置くと、全ての黒幕である政子の”姉”の居所が分かったと言う。

それは菊池家の古い砦らしい。

  

「ご出立を?」

  

立ち上がった政子に仁が言う。

  

「もう香を切らしてしまったからな。」

「祈りを上げられぬ。」

  

〔こういう遠回しの言い回しも風情があっていいよね。〕

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仁と政子は早速菊池家の屋形に向かう。

「よく見つかりましたね。」

  

「姉は池田殿の家に入ってな。」

「菊池家の郎党であった。」

  

菊池家も小茂田での蒙古との戦で滅びてしまった。

その隙に政子の姉は屋形を乗っ取ったのだろう。

  

今は故郷を失う辛さが分かると言って、流民の仮住まいにしているそうだ。

  

「姉君が故郷を失ったとは?」

  

「結婚して家を出たに過ぎん。」

  

「池田殿は郎党では?」

  

「ああ。」

  

「なぜ妹のあなたが武家に嫁ぐことになられた?」

  

〔郎党は”武士社会における主家の一族や従者”のことらしいです。〕

〔つまり身分的には武家である”安達家”のほうが高いにも関わらず、姉の”花”は郎党の妻に、妹の”政子”はより身分の高い武家の妻になったということですね。〕

  

「幼き頃、賊に押し入られたことがあってな。」

「私は太刀を手に取り、姉は隠れた。」

「賊どもを片付けた後、安達殿率いる侍衆がやっと駆けつけてきたのだ。」

「姉はひと目で安達殿を気に入ったようだが、見初められたのは私の方。」

  

花は嫉妬の末に裏切りに行きついたのかもしれない。

   

「傷心を癒してやりたくて池田殿との結婚を後押しし、姉は北へ嫁いだ。」

  

「池田殿とはお知り合いでしたか?」

   

「前妻に先立たれたが、優しき男と評判であった。」

  

「優しさなどいくらでも取り繕えます。」

  

「何を申したい?」

  

「なぜ姉君は今になって復讐を企てたのか、分からないのです。」

  

「これだけ分かっておればよい。」

「姉は我が一族を殺し、今日その報いを受ける。」

  

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しばらく馬を駆けさせたところで仁は再び政子に尋ねる。

「姉君が裏切る兆しは?」

  

「近しい間ではなかったが、お互いを思いやっておった。」

「公の場でも姉を見かければ挨拶を交わしていたぞ。」

「まさかこれほどまでに憎まれておるとも知らずにな。」

   

〔まぁ政子のこの性格だと気づかなそうですよね・・。〕

  

「あの日はお屋敷にいらっしゃったのですね。」

  

「朝から屋形に来て、小茂田からの知らせを待っておった。」

「夫の安否に気を揉みながらな。」

「あの時、初めて姉と分かり合えた気がした。」

「私の孫のために土産を持ってきて、懐かれていたのに・・。」

「最期を見届けに来たとも知らず、まんまと迎え入れてしまった。」

  

屋形を襲撃された日・・

政子と政子の息子らの嫁は賊と戦ったが、姉は孫と共に馬屋に逃げたらしい。

  

何とか生き延びた政子は、姉の骸を発見し、姉は死んだものと思っていた。

しかし、今にして思えば、姉の骸は誰とも分からぬほど顔が潰されていて、金色の帯を身につけていたから姉の骸だと政子は思ったのだと言う。

政子が生きていると知って、偽の骸をつくったのだろう。

  

「私を生かしたことを後悔させてやる。」

   

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二人は菊池家の館へたどり着いた。

  

「番兵がおるな。」

  

「ご用心を。流民ばかりの場所ならば何があってもおかしくありません。」

  

〔”番兵がおるな”と言った時にはもう既に斬り込んでいる政子殿。〕

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「花はどこにおる!」

  

「政子が来た、殺せ!」

  

番兵たちも政子を見たら始末するよう言われているのか。一斉に向かってくる。

そんな番兵たちを新手が来る前に手早く沈める仁たち。

そうして仁たちは屋形の敷地内に踏み込んでいく。

  

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中にも多数の侍が行手を阻んでくるが、もはや怒りに燃える政子を止めることは出来ない。

全て斬り伏せ、遂に敷地の奥までたどり着いた。

  

「姉上! さあ出てこい!」

  

その声に屋形の奥から金の帯をした女が姿を見せる。

  

「来たか。政子。」

「姉上だと騙し、私に誰を埋めさせた。」

  

「蒙古に殺された百姓の女だ。」

「泣いてやったか?」

  

「よくも全てを奪ってくれたな!」

政子は太刀を抜く。

   

「息子の嫁に孫だけ。それのどこが全てだ。」

「安達の死は蒙古に奪われ、お前も殺し損ねた。」

「だが、やっと本当に全てを奪える。」

  

花は手で合図をし、侍たちを近くに呼び寄せる。

「殺せ。」

  

久しぶりに再開した妹に対する情はもはや無いようだ。

侍たちが向かってくる。

  

「ここは食い止めましょう。」

仁は自分が侍と戦い、政子は屋敷の奥へ逃げた花を追うように言う。

   

「助かる。」

  

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3~4人の侍が向かってくるが、冥人としていくつもの戦いを経験した仁の相手ではない。

あっという間に真っ白な雪の上が赤く染まった。

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「政子殿。」

  

仁も政子の後を追い、屋形の中に入る。

  

「よくも息子の嫁を・・」

「幼い孫を。」

  

「一族を殺してくれたな。」

   

「お前の所業に比べれば安いものよ。」

  

   

「私が何をした!」

  

「奪ったではないか!」

「屋形から追い出し、心を寄せる男を攫い、飲んだくれを押し付け、身も凍る地へ送ったのはお前だ。」

「永劫に続く苦しみを受けてもなお、この生き地獄はお前には分かるまい。」

「お前が押し付けた地獄だぞ!」

  

「いずれも私の咎ではない。」

  

「何を言う。知らぬふりをしておったくせに。」

「殺しに来たのだろう。斬りたければ斬れ。」

「苦しみが終わるのならば本望だ。」

  

「始末をつけるのは私ではない。」

「おのれ自身だ。」

  

政子は短刀を花に差し出す。

受け取った花は「お前も地獄を味わえ。」と言い・・

  

そして自ら命を絶った・・。

  

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「皆を悼む代わりに ーー 」

「笑い合って過ごした日々を心に浮かべようと務めたが・・」

「見えるのは姉の顔・・」

「それだけだ。」

  

「これが生き地獄なのか・・。」

   

「いえ、敵を討ったではありませんか。」

「ご一族のため、その命を懸けて・・。」

「もう安らぎを求める時です。」

   

「この道は安らぎに通じぬ。」

  

「ではどこへ?」

  

「・・・どこであろうな・・。」

「このまま歩みを進めれば分かるであろう。」

  

「それは修羅の道です。」

  

「もう遅い。」

「だが、お前が呼ぶなら手を貸すぞ。」

   

  

  

  

  

終わりに

はい。

これにて”政子編”も終了です。

  

謎だった黒幕の動機も嫉妬という形でした。

そういえば、花が黒幕だと分かった以前の記事で花は義理の姉かもと書きましたが、本当の姉妹でしたね。

私の文脈の読み違いでした。すみません、訂正とお詫びいたします。

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