Ghost of Tsushima プレイ日記「第52話:憎悪の先に」

第52話 プレイ感想日記「憎悪の先に」

前回のあらすじ:

遂に杉寺を蒙古から取り戻した典雄。

しかし、そこには死んだと思っていた兄”円浄”が拷問され、痛ましい姿となって生きていた事実を知ることとなった。

  

これを行なったのは蒙古の”ハーチュ”だ。

復讐に燃える典雄はハーチュの行方を追う。

  

<本記事にはネタバレが含まれます。ご注意ください。>

本編

  

円浄の遺灰を持って墓へと向かった典雄の元へやってきた仁。

  

   

「兄の円浄は・・寺に籠もるよりも、山野で過ごすことを好みました。」

仁に気づいた典雄が言う。

  

   

「蒙古の百戸長ハーチュは見つかったのか?」

  

「この近くの砦にいます。」

   

「杉寺を束ねられるのはお主だけ。」

  

「考えたくはありません。」

  

「仇討ちは僧の務めではないぞ。」

  

「僧である前に弟なのです!」

  

「ならば手を貸そう。一人で行くな。」

  

「・・お望みなら。」

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典雄と共にハーチュがいるという砦に向かう仁。

道中、復讐に燃える典雄に仁は話しかける。

   

「もし立場が逆であれば、円浄は仇討ちを控えるように思う。」

  

「つまり私が死に、兄が生きていたらということですか?」

「その方が良かったのに。」

典雄に危うさを感じた仁は「俺が代わりに斬ろう。杉寺へ戻れ。」と言う。

しかし、典雄は「私が決めたことです。」と聞く耳を持たない。

  

「同じ轍を踏ませたくない。」

  

「同じ轍? あなたと?」

  

「この戦で変わってしまった大勢の轍だ。」

  

「私もすでに変わっています。」

  

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何を言っても典雄の気持ちは変わらなかった。

  

「この先で砦を見渡せます。」

  

そうこうしている内に砦が近づいてくる。

   

「人相は分かるか?」

  

「そのへんの蒙古と同じ人殺しの顔です。」

  

「機会は一度しかないぞ。」

  

「ひと目見れば分かります。」

   

   

砦の近くの野営まで来たところで、野営に賊がいるのが見えた。

  

途端 ーー

典雄が馬を駆けさせ、賊に向かっていく ー !

「犬め! ここから離れろ!」

  

「典雄!」

たしなめる仁の言葉も聞かず、典雄は賊を追い立てる。

   

「どうか命だけは・・!」

命からがら賊は一目散に逃げていった。 

  

  

「典雄、ただの野盗だ。」

  

「それでも今は許せなかったのです。」

「少しは懲りたでしょう。」

   

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砦の近くで少し体を休める仁と典雄。

「”進めば浄土に往生し、退けば地獄に沈むのみ”」

「兄がこの薙刀に刻んだ言葉です。」

「櫛寺を賊どもの手から守った後に・・。」

   

「守り手になった時か・・。」

  

典雄は頷く。

  

「円浄の苦しみは計り難いが、お主に会うために耐えたのだ。」

   

「兄は最後にこう呟きました。」

「”間違っていた”と。」

  

「何がだ?」

   

「分かりません。」

   

「ハーチュに最後の言葉はない。苦痛の叫びだけだ。」

   

「休んでおいた方がいい・・明日のために・・。」

   

「そうしましょう。」

「少しでも力を養っておかないと。」

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仁はまだ夜が明ける前に目を覚ました。

「典雄?」

「どこだ?」

  

近くで休んでいたはずの典雄の姿がない。

嫌な予感がした仁は砦の方に向かう。

  

すると ーー

「砦が燃えておる。」

「典雄は何をした。」

  

仁は急ぎ砦へ向かう。

   

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「境井様! お助けを!」

  

砦の入り口に僧たちがいる。

「何があった?」

  

「典雄が・・!見かけた時は祈りが届いたと思ったのですが・・。」

   

「杉寺へ戻れ! あとは任せろ!」

  

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砦の中へと足を踏み入れる仁。

  

「これは・・」

「地獄のような有様だ。」

燃え盛る建物・・

幾人もの蒙古の死体・・

  

全て正気を失った典雄の仕業だった。

   

そんな地獄のような世界を奥へ奥へと進んでいき、仁はやっと典雄を見つけることができた。

  

「俺を焼き殺す勇気があるのか?」

蒙古の百戸長ハーチュが典雄にそう言っているのが聞こえる。

  

典雄は、持っていた松明でハーチュに火をつけた。

 

「ぎぃぃぃぃやあああああ!」

  

生きたまま焼かれたハーチュの絶叫が砦の中に響き渡る。

  

「燃えろ! その罪ごと燃えろ、人殺しめ!」

   

ハーチュは絶命した・・。

   

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「怒りで薙刀を振るうことはないと申したであろう。」

「冥人と同じことをしたのです。」

「おかげでハーチュは死にました。」

  

ハーチュの死体を前にして、典雄も徐々に正気を取り戻してきたようだ。

  

「杉寺の山門はもう開けません。この穢れた手では・・。」

   

「どこへ行く?」

  

「分かりません・・。」

  

「火をつけた時、奴はまだ生きていました。」

「私は叫び声を聞きながら喜びに包まれた。」

「蒙古と同じです。」

「もはや僧ではない。」

   

「易々と諦めるな。」

「この島は未練や叶わぬ約束ばかりだ。」

「だが守らねばならん。」

「お主は杉寺最後の僧兵であろう。」

  

典雄は小さく首を横に振る。

  

「こんなことをしたんだ。」

「かつての私には・・戻れません・・。」

   

「戻れとは言っておらん。」

「お主が信じた道から逸れず進んでほしい。」

  

  

仁の言葉に典雄は、「ありがとう、境井様。」と応える。

  

   

   

  

終わりに

はい。

典雄編完結です。

  

まさかこんな結末になるとは思いもよらなかった・・。

  

でも典雄は仁と出会えてよかったですよね。

もし仁と出会っていなかったら、杉寺の僧として生きていく道はなかったかもしれませんし。

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